第四章 空白期編
第百十話 『仲良し八人の女子会な温泉旅行』
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スだったから最初を捧げられて嬉しかったし…」
「そうですか…。非常に悔しい思いです。私もしたいです」
「フェイトはシホとすずかがキスをしたあの後、家に帰ってずっとなにかを考えて悶々していたもんね」
「あ、アリシア! それは内緒で…!」
アリシアの暴露に思わずあうあうしだすフェイト。
それを見てやっぱり私の妹は可愛いなーと萌えを感じている姉のアリシアだった。
そこにはやてが、
「ほうほう…? やっぱりフィアットちゃんもシホちゃんとキスをしたいんか。だったら、アリサちゃん?」
「わかったわ。はやて」
はやての呼び出しにアリサもすぐに承知して温泉に浸かり緩んでいるシホを後ろから羽交い絞めにする。
「あ、アリサ!? 突然なにを!」
「さ、フィアット! 今がチャンスよ!」
「チャンスって…!?」
状況が理解できていないシホが慌てながらそう聞く。
「あんなぁ? フィアットちゃんがシホちゃんとキスをしたいんやって」
「え!? で、でも…すずかはいいの? 私、二股とか嫌なんだけど…」
「大丈夫だよ、シホちゃん。最近は何度もしているからフィアットちゃんに譲ってもいいかと思うの」
「…なんか、すずか。あなた、強くなったわね」
「うん。心に余裕が出来てきたのが一番かな?」
「それよりお姉様…キス、しましょう?」
「フィア…私はすずかを第一に優先してしまうかもしれないけど…いいの…?」
「構いません。私がお姉様を好きな事は変わりありませんから」
「そう…」
それで温泉の中でシホとフィアットは向かい合いみんなに見られながらもついばむようにキスをした。
そしてしばらくして唇を離し、
「…プハッ。やっと私もお姉様とキスができました!」
「ムードもなにもないけど、まさかフィアともキスをするとは思わなかったわね…」
「よかったね、フィアちゃん!」
「はい、なのはさん!」
それで喜んでいるフィアットだったがそこにはやてが口をはさんできて、
「でも、結局はシホちゃんはすずかちゃんを選ぶやろうし、フィアットちゃん的にはそこらへんはどないするの?」
「うんうん。それは私も知りたいかな?」
「わ、私も…」
はやての言葉にアリシアとフェイトが反応して聞きたいと言い出す。
「ふふふ…私、これでも色々な世界をスクライア一族と一緒に小さい頃は回ってきたんですよ? ですからとっておきの次元世界を知っているんですよ?」
「その世界ってなによ? 興味があるわ」
アリサが興味深そうにフィアットに聞く。
「はい。一言で言えば“重婚”ができる世界です!」
『!?』
その発言に全員が驚きの表情を浮かべる。
「…た、確かに地球にもどこかの国では重婚できるところがあるって聞いたことがあ
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