第四章 空白期編
第百十話 『仲良し八人の女子会な温泉旅行』
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空港火災があった年の八月。
シホ、なのは、フェイト、はやて、アリサ、すずか、アリシア、フィアットの八人は全員一緒に休暇を取ることができてなんとか押し込む形で旅行に出かけることができた。
「…さて、それじゃ五月は空港火災で計画がおじゃんになってしもうたんで改めて今回は友達関係全員で旅行に出かけられます。
無論、サーヴァントやほかのみんな、ツルギ君とかも連れてきたかったけど今回は同い年ということで女子会を楽しみましょう!」
『おー!』
八人はそれでバスの中で声を上げているのだった。
今回行く場所はよく家族で行く定番であった海鳴温泉に八人で宿泊という形になっている。
97管理外世界『地球』なので管理局からの緊急の呼び出しもほぼないのでゆっくりできるという感じである。
それで八人は海鳴温泉に到着すると荷物を置いてさっそくお風呂に入りに行こうとする。
「…それにしても、懐かしいわね」
「なにが? シホ」
「いや、かなり前にまだフェイトと敵対していた時、あそこの木の上で私達を見ていたわよね。フェイトは…」
そう言ってシホはフェイトが寄りかかっていた木を指差す。
「し、シホ…当時のことはそんなに話さないで。恥ずかしくなってくるから…」
フェイトは当時のことを思い出したのか顔を赤く染めている。
「あー…あのアルフさんが来ていた時ね。あの時にフェイトもやっぱりいたのね」
「お姉様は気づいていたのですね」
「ええ」
シホはそう頷いていた。
「もう…みんな、からかわないで」
フェイトはもう真っ赤になっていた。
「にゃはは。シホちゃん、もう過ぎた事なんだからいいじゃない」
「そうね、なのは」
なのはのフェイトを援護する言葉でその話は終了となった。
「そういえば、すずかー?」
「なに、アリシアちゃん?」
「“雫”ちゃんは元気…?」
「元気いっぱいだよ。生まれてまだ半年だけどとっても可愛いよ」
「なのはとすずかもおばさんになっちゃったもんね」
「そうだね」
それで全員笑い出す。
ちなみに雫というのは恭也と忍の間に生まれた子供で『月村雫』という名前の女の子である。
すずかとなのは、シホの姪っ子なのである。
こうしてツルギに続いて雫が生まれて最近はめでたい話が多いのである。
閑話休題
それからシホ達は温泉に入るために脱衣場へと入っていった。
だが、そこで最初から騒動があるとはある意味予想通りである。
それはというとー…。
「シホちゃん、やっぱり胸が大きくなってるなー。実は自分で揉んでるんとちゃうか…?」
はやてが脱いでいる途中のシホに勢いよく近寄りその膨らんできていた胸を鷲掴みにする。
「きゃうっ!? ま、またなにを
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