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問題児が異世界から来るそうですよ?〜あれ?なんか人数が多い?〜
第三話 箱庭の説明だそうですよ?
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そのものはどうやって始めるの?」
「コミュニティ同士のゲームを除けば、期日内に登録すればOK! 商店街でも商店が小規模のゲームを行っているのでよかったら参加してください」
「……つまりギフトゲームとはこの世界の法そのもの、と考えてもいいのかしら?」
お? と驚く黒ウサギ。
「ふふん? 中々鋭いですね。しかしそれは八割正解二割間違いです」
「この世界でも強盗や窃盗は禁止だ。金品による物々交換も存在する。ギフトを用いた犯罪なんかもってもほかだ。そんな不逞の輩は悉く処罰される」
「しかし! 先ほどそちらの方がおっしゃった様に、ギフトゲームの本質は勝者が得をするもの!例えば店頭に置かれている商品も、店側が提示したゲームをクリアすればただで入手することも可能だと言うことですね」
「そう。中々野蛮ね」
「ごもっとも。しかし“主催者”全て自己責任でゲームを開催しております」
「早い話、奪われるのが嫌な腰抜けは初めからゲームに参加しなければいいだけの話だ」
黒ウサギは一通りの説明を終えたと思ったのか、一枚の封書を取り出した。
「さて皆さんの召喚を依頼した黒ウサギたちには、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんを何時までも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話させていただきたいのですが………よろしいですか?」
黒ウサギが確認を取るように聞いて来る。
その中、十六夜が手を上げた。
「待てよ。まだ俺たちが質問してないぜ?」
その声は威圧的でいつもの軽薄な笑顔が無かった。
「……なんの質問だ?ルールか?それともゲームそのものか?」
ルーシャは十六夜達から何かを感じ取ったらしく含み笑いで尋ねる。
「そんなのはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、ここでお前に向かってルールを問いただしたところで何かが変わるわけじゃない」
「世界のルールを変えようとするのは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃないわ。私たちが聞きたいのは………たった一つ」
十六夜が目を細めて、栞は不敵に笑う。
四人を見まわし、天幕に覆われた都市を見上げる。
そして、何もかも見下すような視線で一言
「「この世界は………面白いか(かしら)?」」
十六夜と栞の目は至極真面目だった。
『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』
手紙にはそう書いてあった。
俺達は全てを捨てて箱庭に来た。
それに見合うだけの催し物はあるのか?
それは、ここにいる六人には重要なことだ。
十六夜の質問に黒ウサギはニ
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