魔法先生ネギま!
0248話
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田舎から出て来た?」
「魔力、だと?」
魔力。その名で呼ぶからには当然魔法を使う為に必要なものだろう。ゲーム的に言えばMPとかINTとか知力とかそんな風な感じか。だが、俺が魔法の存在を知ったのはこの世界に来てからで、そもそもスライムによる吸収で魔法を入手してからまだ30分と経っていない。それなのに俺に魔力がある? いや、待て。魔力、魔力ね。脳裏に浮かんだのは俺の転生特典の1つでもある魔法の才能だ。転生先がスパロボだった関係もあってか、その手の才能はSPブーストというスキルと豊富なSPになっていた。もしかして、それか?
チラリと目の前でこちらを睥睨するかのように見ているエヴァンジェリンのステータスを表示する。そこにはSP58とかなり低い数値が表示されていた。……この数値を見る限りでは、俺の推測は間違っていたのか?
ちなみにスキル覧に関しては『魔法(氷)』『魔法(闇)』『魔法(影)』『人形使い』『闇の魔法』と豊富に並んでいる。魔法(闇)と闇の魔法の違いがいまいち分からないが。……確かにこれ程のスキル数を持っている人間を見るのは初めてだし、この偉そうな態度も実力に裏打ちされているのだろう。だが、SPを始めとした全ステータスが低すぎる。いや、技量に関して言えば259と俺とそう殆ど変わらないレベルの数値を示しているが、逆に言えば突出しているのはスキルの量と技量の数値のみだ。
「何だ、本当にお前は私の事を知らないというのか?」
拍子抜けしたようなエヴァンジェリンの声に黙って小さく頷く。
「……まぁ、いい。どのみちこの麻帆良に不法侵入してきた魔法使いは捕らえてじじぃに引き渡す事になってるんでな。悪いがこの私がいるのを知らないで侵入してきた己の浅はかさを悔いるといい。……茶々丸、手出しをするなよ。魔法使いの癖にこの私の存在を知らない等という世間知らずにはきちんと教育としてやらないといけないからな」
「了解しました、マスター」
結局やりあう羽目になる、か。現在のコンディションでどこまでやれる? こうなったら能力を隠すのどうのと言っていられないな。
「ちょっとエヴァンジェリンさん!? アクセル君に何をするつもりですの!」
だが、そんな俺を庇うかのようにエヴァンジェリンの前に立ち塞がったのはあやかだ。
「そうね。さすがにこんな子供に酷い事をするのは見過ごせないわ」
そしてあやかの隣には千鶴の姿も。
「……馬鹿が。そいつが見た目通りの存在だと思っているのか? 茶々丸、この2人を押さえておけ」
「了解しました」
茶々丸と呼ばれたサイボーグと思しき存在はバーニアを噴射させて素早くあやかと千鶴の後ろへと回り込み……
「甘いですわよ! 雪広あやか流合気柔術、雪中花!」
背後から伸ばされ
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