山の中で夢の中で
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
あのあと、村にはたどり着けず。そのまま、野宿することになった。
木に背を預けて、そのまま眠りについた。
その夢の中で…………
「ホレ、さっさと起きないか」
目を覚ますと、目の前に神様がいた。
俺は欠伸と伸びをして起き上がり
「何か用ですか?」
「君は私の渡した紙を見たかね?」
「まだですけど……」
ポケットから紙を取り出すと、神様は
「まだだったのか………まぁちょうどいいか」
「?どういう事だ?」
「いや、何でもない……………よし、今からレクチャーを始めようか」
「レクチャー?」
「そうだ、君がいる時代で出来るだけ長生きをしてほしいからな」
「………一つ聞いてもいいか?」
「何かね?」
「俺はどの時代に飛ばされたんだ?」
その問いに神様は
「………………………」
「無言かよ!?」
俺の叫び声は虚しく、何もない空間に響くだけだった。
「言うかわりに怒らないでほしい」
神様は俺の顔を真っ直ぐ見ながらそう言った。
「あぁ、わかった」
俺は気圧されながら頷くと
「なら言おう。君がいる時代は………」
何でそこでためるんだよ
「戦国時代だ」
…………………………ハァ?
「えっと………もう一度言ってくれないか?」
「だからな、戦国時代だと言っているのだ。織田信長等がいる時代だ」
「………神様ァ……………ちょっと、そこに座ろうかァ………」
神様は狼狽えながら
「ちょ、ちょっと待て、これには深い訳があってな」
「ほう、どういう訳か少し聞いてみましょうか?」
俺はその場に座り、神様の言い訳とやらを聞くことにした。
〜10分後〜
「……で、簡潔にまとめると。どこの時代に召喚させようか迷って悩んで、目の前にあった俺のバックに入ってた『信長協奏●』の漫画をみて戦国時代に飛ばしたと………」
俺は神様を見ながらそう言うと
「その通りだ!!」
「えいっ」
ゲシッ!!
「〜〜〜〜ッ!!?」
俺は神様の頭にチョップを繰り出した。
神様は222のダメージを受けた
「な、何をするんだ!?」
「いや、そのドヤ顔がスッゲェムカついたから」
神様は頭を擦りながら
「全く、これだから最近の若いもんは」
「お前の方が年下だろう」
「うるさい!____それじゃあ、始めるぞ!」
「…………逃げたな」
目を覚ますと、すでに朝になっていた。
俺は伸びをしているとフイに
ぐぅ〜〜〜キュルル
腹の虫が鳴った。
俺は空を見上げながら、昨日から何も食べていないこと
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ