第7話 ロアキア動乱3
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ってしまう。
だが、結局彼らに出来ることは、軍勢を分けて迎撃に出るか各個撃破を狙うかの2択しかない。
そんな中、また新たな一報が送られてくる。
「エルテピア星系にて反乱が勃発しました。隣接するアーミア星系、ダレダン星系、テルジント星系でも反乱の兆しが見られます。どうやらこの4星系が1つの共和制国家として独立しようという模様です」
「このような時に……」
正に内憂外患である。
「よもやこれを狙ってではあるまいな?」
「まさか……むしろ狙ったのは共和主義者たちの方でしょう」
「だがどうする? このままでは身動きがとれんぞ」
「いっそのこと独立を認めてやればいかがでしょうか。銀河帝国は帝政国家、彼らが組むとは思えません。独立と引き換えにこちらを支援させればよろしいのでは?」
「バカな、共和主義者どもに屈せよと言うのか!」
「では、それ以外に良案でもありますかな?」
言い合いが続く中、またしても新たな一報が寄せられる。
「イグディアス王国とオルデラン王国がロアキア陣営からの離脱とティオジア連星共同体への加盟を表明しました」
「何だと!?」
イグディアス王国、オルデラン王国は辺境13国の中でロアキア陣営の貴重な国家であった。
それが、この度の離脱宣言。
これで、ロアキアの銀河辺境地域における影響力は消滅した。
もっとも、この国難にあって辺境への影響力も何も無いのだが……。
「こうなっては是非もない。アーミア、エルテピア、ダレダン、テルジントの4星系の独立を認め後方の憂いを無くす。然る後、迫り来る辺境軍どもを各個撃破にて宇宙の塵にするのだ」
オリアスのこの一声で今後の方針が決まった。
かくして、ロアキア軍も動き出し銀河の混迷の度合いは更なる深まりを見せる。
最後に立っている勝者はいずれであろうか。
この時点では、まだ誰も知る由も無い。
その頃のアドルフは……
「うおおおおおお、回想キター――(゚∀゚)――!!」
……エロゲ中であった。
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