第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第8話:進むべき道が定まったかな?
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、それでリューラは今何処に!?」
「あ、はい……僕のお父さんと共に、リュカさんを……お父さんを捜す為、コナンベリーの町を目指してます。世界を自由に移動する為、コナンベリーで船を買うとの事ですよ」
ふ〜ん……あの娘独自に動いているのね……
ウルフは食い気味にポポロ君の情報を聞き出したけど……別にアイツの事なんてどうでも良いし、こっちも独自でお父さんを捜した方が早そうよね。
「よし……じゃぁ俺達の目的地もコナンベリーに決定だ!」
「はぁ? 何でよウルフ……今はお父さんと合流する事の方が先決でしょ! あの娘を見捨てる気は無いけど、優先順位を間違えないで!」
「ふん……母親にソックリでお前は馬鹿だなぁ!」
「な、何だとコノヤロー!」
ムカツク言い方をする男ね本当に!
「良いかよく聞け! 今現在、俺達はリュカさんの居場所を知らない。だがリュカさんだって俺達の事を捜すはずだ! ましてや可愛い娘の事を、何時までも放っておける男じゃない! つまり俺達はバラバラで動き回るよりも、一緒に居てリュカさんを捜していた方が、互いに見つける確率が上がるんだ!」
な、なるほど……
言われてみればその通りかも……
ムカツク事を言われたけど、ウルフの言い分は最もだと思う。
「それにさっきも言ったが、俺達は勇者を中心に集まる運命になっている! 下手に足掻いて、集合が一番最後になるのは避けたい。リュカさんの居場所が分かり直行便が存在するのなら、それに乗るのが最短だが……あるのかい、それが?」
「いいえ……悔しいけどウルフの言っている事が最も正しいわ。まぁ私としては、喧しいマリーと最初に合流しないで済むのは有難いけどね!」
「ははははは……相変わらず仲が悪いなぁ、君達は!」
そう言えばそうね……
ラインハットのリューナや、サンタローズのフレイとは、そんなに仲悪くないのだけど……
生まれた時から一緒にいる私達3人は、何時も疎ましがっている気がする。
仲良くした方が良いのは解ってるのだけど……
リューノSIDE END
(エンドール)
シンSIDE
ウルフさんの大胆な推測と、的確な判断……そして格好いい指導力で俺等の進むべき道が確定した。
俺みたいな“駆け出し勇者”とは違い、圧倒的リーダーシップを取れるウルフさんに憧れてしまう!
この人の師匠であるリュカさんって、どんな人なんだろう?
「目的地が定まったのは良いとして……確かもう一人仲間が居るんでしょ? 似て異なる女が一人……帰ってくんのを待つの?」
確かマーニャさんと言ってたかな……ミネアさんとは双子って言ってた。
やっぱり美人なんだろうなぁ……
「あぁ忘れてた……もう放っておいても良くね? あんな
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