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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十話】
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が…」

『うふふ、じゃあ六時ぐらいに正門前駅で待ってるわね?』

「げっ……一番遠い駅だし…まあいいさ、六時に美冬と迎えに行くよ」


『はぁい、じゃあヒルト、早く寝なさいよぉ?』

「わかってるって、美冬に連絡したら寝るから――じゃあ明日、おやすみ」

『おやすみなさぁい』


その言葉を聞き、通話ボタンを切るや――。


「ね、ねぇヒルト…?そ、その……」

「……?どうしたシャルル?」


遠慮しがちにシャルルが言いにくそうにしていた。


「――その、お、親子水入らずの所…邪魔したくないんだけどね?……ぼ、僕も明日、一緒に迎えに行っても……いい…かな…?」


――と、いつも通り下から覗き込み、上目遣いで見上げてくるシャルル。


「ん?構わんぞ?――てか別に積もる話がある訳じゃないんだから遠慮するなって」

「ほ、本当っ!?い、一緒に行ってもいいのっ!?本当に本当だねっ!?」


俺の右手を取り、両手で包むように握ると密着するぐらいの距離まで近づくシャルルに、また心臓が跳ね上がるように鼓動した。

――さ、流石に慣れないな…男がこれをしたら気持ち悪いとしか思わないがシャルルは女の子だからな…。

ふと、先日起きた『僕の事を自由にしていいよ』事件を思い出した。

――多分、次あんなことあると欲に忠実になるかもしれないな…。

でも……シャルルも危うく感じる…まだ俺だから堪えれたが他の男なら絶対即えっちするだろうしな…。


「ほ、本当だから。――だ、だからシャルル、離れてくれないか…?」

「え?――〜〜〜〜っ!?」



――自分の体勢に気がついたのか、跳び跳ねる様に離れたシャルル。

このやり取りも何度か続いているため、思わず笑顔になる俺。


「はははっ、とりあえず今から美冬の部屋に行ってくるよ。シャルル、先に寝て構わないぞ?――朝早いが、起きれるか?」

「だ、大丈夫だよ。ちゃんとアラームセットするから」

「ふふっ、まあしなくても起こすがな、これが」

「――ヒルト、その時はよろしくね?」

「あぁ、じゃあ行ってくるよ」


そう告げ、1025室を出るとその足で美冬と未来の部屋へと向かった――。


――その道中――


「あら、ヒルトさん?」

「ん?――セシリアか、風呂上がり?」

「えぇ、先ほど上がったばかりですわ」



美冬や未来の部屋に向かう途中、風呂上がりのセシリアと出会った。

そういえば、外人さんは皆、風呂は水着を着るとか聞いたが本当だろうか?

――まぁ、今気にする事じゃないか、これが。


「悪いセシリア、ちょい急いで美冬の部屋に行かないと
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