合流〜
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飛ばした。
「・・・!?」
動揺していると不意に何かに腕を引っ張られた。
「・・・!」
それは水中を優雅に泳ぐ・・・人魚のようだった。そして水面から飛び上がる。
「はは・・・」
俺の腕を掴んでいた・・・少女が口を開いた。
「たまには飛ぶじゃなくて泳ぐのもいいな。・・・なぁ、亮・・・いや、コウハ?」
「・・・!?咲・・・なのか・・・!?」
そのままの勢いで咲は橋の上に着地する。
「・・・な・・・コウハ・・・?」
「え、誰・・・?」
今の咲は水色の髪をサイドテールに縛っていて、青い水着のような服にライトブルーのスカート・・・まるで前に会った女版のサキみたいだ。
「初めましてサラマンダーの皆さん。わたしはウンディーネのサキっていいます」
「・・・」
ざわめきが広がる。・・・そりゃそうか。
「・・・ちょっと咲、唐突過ぎるんじゃないの?」
プライベート・ピクシー・・・詠が咲に言う。
「そうか?奇襲は兵法においても重要じゃん?」
『それとこれは違う気がするッス・・・』
俺や咲に聞こえる・・・ダークリパルサーの声。
「さて、と・・・それじゃ」
咲が白黒の剣・・・ダークリパルサーを構える。
「パーティーと行こうか!」
咲が突撃し、剣を一閃。・・・だがさすがと言うべきか、サラマンダーは咄嗟に盾で防いだ。
「あらら、いい反応だね」
『咲さん!詠唱確認!魔法が来るッス!』
「オーケイ!魔法には魔法ってね!」
咲がバク転をして詠唱する。
「危ない!」
リーファが叫ぶ。詠唱が完了し、火の玉が・・・
「・・・舞い上がれ水よ!」
・・・と、当たる前に咲が出した水の壁が火の玉を飲み込んだ。
「更に・・・!」
続けて詠唱。すると水の壁から水の針が打ち出される。
「ぐあああ!」
「すげぇ・・・」
「コウハさん!」
亞莎が飛んでくる。
「亞莎・・・」
「酷いです!いきなり投げるなんて・・・!」
あ、そこを怒って・・・当たり前か。昨日あんなに話したのに・・・
「あはは・・・ごめん、つい反射的に・・・」
「もう、やめてください・・・あんなこと・・・私は生きるのも死ぬのも亮さんと共がいいんです・・・」
「バカだなぁ、本当に死ぬ訳じゃ・・・」
「目の前で消えたら死んだと思ってしまいます・・・そんな気持ちは・・・」
「あ・・・」
その気持ちも知ってるじゃないか。・・・何やってんだ、俺。
「パパ、今です!」
ユイの声が響いた。するとキリトが呪文を詠唱する。そしてそれが完了した時・・・凄まじい姿に身を変化させ
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