合流〜
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・・」
俺とキリトはスピードを緩めずに武器を構え、壁に叩きつける。
「あ・・・だめ!」
ガキャァン!
俺達は弾き返され、尻餅をつく。
「・・・ムダよ」
「もっと早く言ってくれ・・・」
「コウハさん、この壁は物理耐性があって、魔法でなければ破壊できません。しかし・・・」
「そんな余裕はない・・・か」
振り返るともうサラマンダー達は橋のたもとにいた。
「飛ぶのは無理・・・湖に飛び込むのはアリ?」
リーファは首を横に振る。
「ナシ。さっきも言ったけど、ここには水竜がたモンスターが住んでるらしいわ。ウンディーネの援護なしに水中戦するのは自殺行為よ」
「じゃあ戦うしかないわけか」
「それしかない・・・んだけど・・・サラマンダーがこんな高位の土魔法を使えるってことは余程の手練れが混ざってるんだわ・・・」
俺は再び擬音を構える。するとキリトが・・・
「君の腕を信用してないわけじゃないんだけど・・・ここはサポートに回ってくれないか?」
「え?」
「俺の後ろで回復役に徹してほしいんだ。その方が俺も思いきり戦えるし・・・」
リーファは頷く。・・・大剣を使ってる以上、人がいれば邪魔になる。
「コウハも・・・」
「キリト、俺は視界にいれなくていいよ」
ぽかんとした後、キリトはニヤリと笑う。
「・・・避けきれるか?」
それに俺もニヤっとしながら返す。
「余裕だよ」
俺は一気に駆け出す。三人のサラマンダーが前に出る。
「ハァ!」
ランスとぶつかり、すぐに身を翻して蹴りを放つ。
「・・・っ!」
右手で地面を弾き、右のサラマンダーにドロップキックを放つ。そして相手の身体を利用してバック転をする。地面が視界に入ると、黒い影が疾走し・・・唸りをあげながら大剣を横薙ぎに払う。
「(決まったか・・・?)」
だがサラマンダーは慌てず・・・三人とも巨大な盾を構えた。
ガァァ・・・ン!
「「・・・!」」
威力を完全に殺され、サラマンダーのHPは僅かに減るが・・・すぐに背後から回復魔法を使われ、回復する。
「くそ!」
着地してすぐに駆け出す。狙いどこは脇だ・・・そう思い横に向かった時・・・目の前から火の玉が迫ってきた。
「なに・・・!」
この体制で良ければ、手前のサラマンダーに一撃を貰ってしまう・・・俺は武器を前に出し、防ぐ。
ドォォン!!
「うぁぁ!?」
「コウハ!・・・ぐぁ!?」
キリトも飛来してきた火の玉に呑まれ、吹き飛ばされる。
「キリト君!!コウハ君!!」
「くっそ・・・嫌らしい作戦だな・・・」
俺は立ち上がり、
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