合流〜
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れと、“好き”という言葉についても・・・」
「わーーーー!!」
リーファが顔を赤くする。
「・・・あー、ガールズトークの邪魔しちゃったか?」
「ううん、むしろ助かったかも・・・この子達ホントにプライベート・ピクシーなのかな・・・」
「あはは・・・」
なんて時、キリトが立ち上がる。
「早いな、キリト」
「そうだね、ごはんとか大丈夫なの?」
「うん、家族が作り置きしといてくれたから」
「・・・?」
俺は何となく違和感を感じて背後を振り返る。
「コウハさん?どうかしましたか?」
「いや・・・亞莎、近くに誰かいる?」
「・・・・・・いえ、プレイヤー反応は私たち三人だけです」
「そうか・・・亞莎は何か感じないか?」
「・・・すみません、この世界ではモンスターの反応も混ざってしまって・・・」
「・・・わかった」
「・・・コウハも感じたのか?」
「キリトも?・・・ま、気のせいならいいんだけど・・・」
この世界じゃそういった感知はできない筈なんだけど・・・長年の癖かな?
「もしかしたらトレーサーが付いてるのかも・・・」
「そりゃ何だい?」
「追跡魔法よ。大概ちっちゃい使い魔の姿で、術者に対象の位置を教えるの」
「それは便利だね。解除は?」
「こんなフィールドじゃ見つからないだろうし・・・無理かも」
「じゃ、進むしかないか」
そのまま飛び、洞窟に入る。わりと広く、戦う分にも幅の心配はいらないようだ。そこでキリトが聞く。
「・・・この洞窟、名前はあるの?」
「《ルグルー回廊》って言うのよ、確か。ルグルーってのが鉱山年の名前」
「ふうん。・・・そういえば昔の、とあるファンタジー映画にこんな展開が・・・」
「それ、俺とみた奴だよね。・・・ええと」
「・・・あたしも知ってるわよ。でかい悪魔に襲われるんでしょ。あいにくだけどここに悪魔型モンスターは出ませんから」
「そりゃ残念」
そのまま進むと一気に暗くなる。
「うへー・・・咸掛法が使えりゃな・・・」
「もしくは松明ですよね・・・」
するとリーファがキリトに使える魔法を尋ねる。キリトはユイに教わりながら術を唱えると・・・俺達に暗視能力が追加される。
「おお、見やすい」
「わあ、これは便利ね。スプリガンも捨てたもんじゃないわね」
「あ、その言われ方なんか傷つく」
「まぁまぁ、元々戦闘向きじゃない種族選んだの兄貴なんだし、使える魔法があるだけよしとしようよ」
「全然フォローになってないぞ・・・」
そのまま進み、数時間が経過する。モンスター自体はユイや亞莎の警告で強襲はないし、
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