合流〜
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・手も出るって」
「・・・」
「・・・」
「(き・・・気まずい・・・!!)」
やばい、久々だぞこの空気・・・
「あ・・・あはは、にしてもごめんな。晩飯作らなかった上に直葉に作ってもらっちゃって・・・」
「あ・・・ううん・・・あんまり大した物じゃないし・・・」
「そ、そっか・・・うん・・・」
「・・・」
「・・・」
「(・・・だぁぁぁぁぁぁ、もぉぉぉ!!)」
「・・・ねぇ、亮お兄ちゃん」
「な、なに?」
「・・・・・・あたしのこと、恨んでる?」
「・・・え?」
「・・・だって、だってあたしのせいで亮お兄ちゃんは目を・・・剣道を・・・」
「・・・」
「お兄ちゃん達が目を覚ました時・・・少し怖かった。二年間ずっと・・・一人で考えてたから・・・亮お兄ちゃんがあたしのこと・・・恨んでるんじゃないかって・・・」
・・・そっか。今こうやって俺を叩いて落ち込んでるのも、勝負した時に動きが止まったのも・・・俺にそう思われてるって思ってたのか・・・
「・・・恨んでる」
「・・・!!」
「・・・なんて言う訳ないだろ。第一、なんで直葉を恨む必要があるんだよ」
「だって・・・!あたしのせいで亮お兄ちゃんは剣道を止めちゃって・・・っ!?」
俺は直葉の頭に手を置く。
「だから、んなことぐらいじゃ恨む程じゃない。あんなのただの事故だ。俺の運が悪かっただけなんだからな」
「・・・そんな、簡単に割り切れないよ・・・」
「・・・俺としてはお前に恨まれてるんじゃないかって思ったけどね(ボソッ)」
「え・・・?」
「何でもないよ。・・・とにかく、この話しは終わり。今が良ければそれでいいんだしさ」
「・・・うん」
直葉が立ち上がる。
「じゃあ・・・お休み」
「ん。・・・また明日な」
一人になって静まり帰ったキッチンで直葉が作ってくれたベーグルサンドを食べる。
「(・・・俺が恨んでる・・・か)」
・・・まさか、直葉にそう思われてたなんてな・・・
「はぁ・・・ヒューとアス兄より厄介だよ・・・」
食べ終わり、食器を片付けてシャワーを浴びて二階に上がった時・・・和人が部屋から出てきた。
「あ、リーファ帰ってきたの?」
「ああ、さっきな。亮は戻るのか?」
「うん。あ、直葉がベーグルサンド作ってくれてたよ」
「わかった。じゃあ後でな」
部屋に入り、ナーヴギアを被る。そして・・・
「・・・」
「コウハくん、お帰り」
「ああ、ただいま・・・何か話してたのか?」
「はい、お兄ちゃん。わたしとパパについてです」
「そ
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