合流〜
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いの。だからかわりばんこに落ちて、残った人が空っぽのアバターを守るのよ」
「なるほど、了解。リーファからどうぞ」
「じゃあ、お言葉に甘えて。二十分ほどよろしく!」
リーファがメニューを操作すると、目を閉じて方膝をついた。
「・・・ふぅ、久々のダイブは変な感じだよね」
「そうだな。・・・けど、俺にとっては“戻ってきた”って感じもするな」
「・・・そうかもね。もしSAOがなかったらクラインやシリカ達に会えなかったし、兄貴だってアスナやユイと出会わなかった」
「私も亮さんに会えなかったかもしれませんし」
「・・・わたしはパパやみんなに会えてよかったです」
「・・・なんか、色々むず痒い話に為りそうだな・・・なあ、亮。お前、魔法のスキル上げってやってる?」
「え、うん。・・・と言っても初期の奴と何となく目に入った奴だけだけど・・・和人は?」
「俺は初期魔法だけ・・・ケットシーってどんなのがあるんだ」
「えーと、足早くしたり爪生やしたり・・・ああ、今ならスライム相当ならテイムできるね」
「スライム相当って・・・いらないんじゃないか?」
「いやぁ、最近のスライムって侮れないよ?大分昔にスライムが主人公張ったりしたからね」
「ああ・・・」
そんなどうでもいい会話を繰り返して時間を潰す。
「・・・じゃあ亮もログアウトしろよ。そろそろリーファも帰ってくるだろうし」
「あ、そう?じゃあ悪いね。お先!」
俺はウィンドウを操作してログアウトする。
「・・・ふぅ」
ナーヴギアを外し、首を回す。
「(やることは汗を流すのと何か腹に入れること・・・っと)」
俺は服を引っ張りだし、下に降りる。
「あれ?ベーグルサンド・・・」
誰かが食べた食器・・・直葉かな?
ガチャ
「ん・・・なっ!?」
「へ・・・!?」
俺は驚いた。いやだって、いきなり直葉が風呂場から出てきたんだもん。・・・・・・タオル一枚で。
「りょ、亮お兄ちゃん・・・」
「や・・・やぁ・・・」
「・・・き」
「(・・・あ、終わった)」
「きゃあああああ!!」
バチーーーン!!
・・・・・・
「・・・ごめん、亮お兄ちゃん・・・」
「まぁ、うん・・・気にしないでよ」
俺は着替えてきた直葉と椅子に座っている。・・・頬が痛い。ちなみに往復されてます。
「一応、声をかけたんだけど・・・寝てると思ったから・・・」
「いや、気にしないでよ。・・・まぁ、兄妹とはいえ・・・風呂上がり見ちゃったわけだし・・
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