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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−学園祭−
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》を捨て、スカー・ウォリアーの攻撃力の半分、ラピッド・ウォリアーの攻撃力をアップさせる!」

ラピッド・ウォリアー
ATK1200→2250

代わりにデメリットとして、攻撃力をアップさせたモンスターしか攻撃出来ない欠点を持つ。
……効果、わかったか?

「攻撃力、2250……それじゃあ僕にトドメはさせないよ!」

「それはどうかな……ラピッド・ウォリアーの効果を発動! このカード以外の攻撃を封じることで、このカードはダイレクトアタックが出来る!」

「な、何だって!?」

元々、デシーブ・シンクロの効果で他のモンスターは攻撃出来ないけどな。
魔法剣士トランスの驚きの声を前に、ラピッド・ウォリアーは攻撃準備が出来上がる。

「バトル! ラピッド・ウォリアーで、魔法剣士トランスにダイレクトアタック! ウィップラッシュ・ワロップ・ビーン!」

「うわあああっ!」

魔法剣士トランス
LP1400→0

三人の魔法剣士をすり抜け、本体たる魔法剣士トランスにラピッド・ウォリアーが攻撃を決めたことで、デュエルは決着した。

「よっしゃああああッ!
楽しいデュエルだったぜ……って、あれ?」

デュエルの決着時の影響か、魔法剣士トランスのウィッグが外れていた。
そこにいた人物は、既に魔法剣士トランスではなく。

「天上院……吹雪さん……?」

行方不明であり、またセブンスターズの一人でもあった、保健室で倒れていた明日香の兄、天上院吹雪がそこにはいた。
思えば、さっき保健室にいなかったような気がするが……起きていたのか。


「やっぱり……兄さん……」

行方不明になった兄を目の前にして、目に涙を浮かべる明日香。
遂に、兄妹の感動の対面が……

「とうっ!」

……そんなことはなく、再び魔法剣士トランス……ではなく、吹雪さんが煙幕を地上に投げつけ、視界を一瞬真っ白にした後に逃げていった。

「ちょ、ちょっと! 何で逃げるのよ兄さん!」

明日香がそれを追い、なんとも微妙な空気で俺たちのコスプレデュエルは終わった。



俺たちのコスプレデュエルからしばらく経ったオシリス・レッド寮。
俺は、独りで未だに続くコスプレデュエルを眺めていた。
レイは、休憩時間となった十代たちに任せて先にラー・イエローの屋台に行ってもらった。
松葉杖である俺は、一人でゆっくりと行くことにしたのだ。

天上院兄妹は……未だに追いかけっこを続けているのだろうか。

「さて、行くか……」

「残念だが、貴様はどこにも行くことは出来ない」

目の前に突如として現れる、灰色のコートの男。
コスプレではなく、こいつはおそらく……

「セブンスターズ……ッ!」

セブンスターズ
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