暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
−学園祭−
[5/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
煙が上がる。

「――煙幕か!?」

外と言えども、一瞬視界が真っ白に染まってしまう。
何考えてるんだ……!?

「異空間の旅から帰還した僕は、新たな力を手に入れた! ……その名は……」

魔法剣士ネオの声が響くと共に、風が吹いて煙がはれる。
そして、俺たちの前にいたのは。

「……《魔法剣士トランス》ッ!」

魔法剣士トランス
ATK2600
DFF200

二体の魔法剣士トランスだった。
煙が上がった瞬間に、着替えとアドバンス召喚を同時に行ったようだ。

「す、凄い……」

うん、確かにレイの言う通り凄い。
が。
何の意味があるんだ……!?

「進化した僕の力を見せよう! 魔法剣士トランスで、ガントレット・ウォリアーに攻撃! マジェスティ・スラッシュ!」


魔法剣士トランスの魔法を纏った剣には、ガントレット・ウォリアーの守備力では遠く及ばない。

「やらせはしない! リバースカード、オープン! 《くず鉄のかかし》!」

久々に現れたくず鉄のかかしがガントレット・ウォリアーを守り、再びセットされる。

「くっ……ターンエンドだ」

「俺たちのターン、ドロー!」

明日香が引いたカードを確認し、高々とカード名を宣言する。

「俺は《ハイパー・シンクロン》を召喚!」


青色のボディを持ち、1600というまあまあの攻撃力を持ったシンクロンが現れる。
……まあ、デメリット効果付きだが……

「レベル3のガントレット・ウォリアーに、レベル4のハイパー・シンクロンをチューニング!」

《シンクロ召喚》
先日、テレビにて大々的に発表され、次なるパックにて既に発売が決定したようだ。
だが、テスターとして頼まれた一人の筈の俺は、セブンスターズやら入院やらでイマイチ宣伝出来ていなかったので、若干の心苦しさがあった。
だが、ここにはデュエルアカデミアの生徒や外来の人もいる。
つまり、チャンスだ……!

「集いし願いが、新たに輝く星となる。光差す道となれ! シンクロ召喚! 現れろ! 《パワーツール・ドラゴン》!」

パワーツール・ドラゴン
ATK2300
DFF2500

出したのは、俺が始めて見た黄色い機械龍。
狙い通りと言ったところか、観客から「これがシンクロ召喚……」という声が聞こえてくる。

「……シンクロ召喚……話には聞いていたけれど、僕が倒れている間にこんなものが……だけど、シンクロ召喚をしても攻撃力は2300。僕には適わないよ!」

念のため、僕=魔法剣士トランスだろう。多分……

「パワーツール・ドラゴンの効果を発動! デッキから装備魔法を三枚選び、相手がその中からランダムに選択したカードを手札に加える。俺が選択するのは、《
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ