−学園祭−
[4/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
くれた。
レイは明日香とは逆の位置につき、変わらず俺を支えてくれる。
……たまには、こんなのも良いかも知れないな。
俺がそう思い始めた時、一人のモンスターが俺たちの前へと現れた。
確か、あのモンスターは……
「僕の名前は《魔法剣士ネオ》! 僕がお相手しよう!」
そうそう、魔法剣士ネオだ。
『《魔法剣士ネオ》って何スか? XYZ―ドラゴンキャノンさん』
『魔法剣士ネオというのは、最初期の通常モンスターだ。
攻撃力は1700とまあまあだから、充分現役でも使えるがな』
翔と万丈目の会話が終わる頃には、俺たちと向こうの魔法剣士ネオの準備が完了していた。
「さて、黒崎遊矢くん! このデュエルで君が明日香に相応しいか確かめてあげよう!」
「……なんだそりゃ?」
明日香に相応しいか確かめる?
俺が首を捻っている間に、横の明日香がハッとした表情となり、弱々しく問いかけた。
「まさか……兄さ……」
「おおっと! それ以上はデュエルで聞き出してみたまえ!」
明日香の声を、魔法剣士ネオは剣を振り回しながら遮った。
……なんだか良く分からないが……
「「デュエル!」」
遊矢+明日香+レイ
LP4000
魔法剣士ネオ
LP4000
俺のデュエルディスクに『先攻』と表示された。
おお、これは幸先が……
『先攻は、僕の独断で魔法剣士ネオ!』
「ちょっと待てぇッ!」
俺が先攻って珍しいんだよ!
先攻とるときって大概相手が亮の時だけなんだよ!
あいつが相手の場合後攻の方が良いんだよ!
『黙れッス』
……翔が怖い……
「それではお言葉に甘えて、僕のターン、ドロー!」
俺の必死の抵抗も虚しく、魔法剣士ネオが先攻をとった。
「僕は、僕自身を召喚!」
魔法剣士ネオ
ATK1700
DFF1000
僕自身、ねぇ……
「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
「楽しんで……「楽しんで勝たせてもらうわ!」……先に言うな、レイ。俺のターン、ドロー!」
代わりに明日香が引き、引いたカードを手札に加える。
「俺は《ガントレット・ウォリアー》を守備表示で召喚!」
ガントレット・ウォリアー
ATK500
DFF1600
明日香がデュエルディスクにセットしたことで現れる、大きなガントレットをつけた機械戦士が守備の態勢をとる。
「更に、カードを一枚伏せてターンエンド!」
「僕のターン、ドロー!」
魔法剣士ネオは、ドローしたカードを引き、ニヤリと笑って懐から何かを取り出した。
「とうっ!」
そしてそのまま地面に叩きつけ、叩きつけられたところからもうもうと
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ