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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第7話 決戦・揺るがぬ決意
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ってやるわい」
皆の緊張を、ほぐすのに最適だった。
それはジャックとて例外ではない。
『頼むよ皆。……マジでな、俺、絶対ぶっ倒れるから。全力中の全力。だからな……。』
そう言って笑いかけた。
ジャックは アルカードを見なおす。
(あ、いかんいかん成功率100%なら言わんのだがな 一応言っとくか。)
1つのことを思い出した。
起こって欲しくないことなのだが。
もし、万が一にも失敗それがあったら?
この化け
物
(
アルカード
)
を止められる者がいなくなるのだ。
『……アカーシャ。』
首だけ振り返り言った。
言いたくはないのだが。
『もし、倒しきれなかったら、その時は……。』
本当に言いたくない…
だが、アカーシャから帰ってきた言葉に驚愕する。
「わかってる… わたしの力で封じるのね。」
彼女は知っていた。
「あれでも同じバンパイアだから わたしの妖力の方が同調して封じやすいだろうって考えは初めから分かってたの でも それはアイツを弱らせないと不可能だから……。」
そういうことだったか。
だが分かってない…今は…
彼女は…
自分の力で封じる意味を後の本当に過酷な運命を。
だが、今言ったとこで意味は無い。
何百年も先の話なのだ。
信じてくれる……と思えるが、今言う事では無い。
意味は無いのだ。
万が一の時は絶対やる人だ、 どんな危険があっても。
(俺がアイツを倒せば、しなくて良いはずだ。余計な事を考えるな……!)
だけど。
ジャックはこれまでの旅を思い返す。
『自分を犠牲にするな。か… こんな考えはお前に似たんだぞ?アカーシャ…』
自然に言葉が出た。
それは、俺たちを触手から守ってくれた事にも繋がることだ。
「え!?」
今度はアカーシャの方が驚いていた。
『俺が考えを…心を読めるのは知っているだろ?お前の弱点は優しさだ。優しすぎること。愛するものを守るためなら……信頼する仲間の為ならばどんな事でもする!お前は この旅の間 そうよく考えていたんだぞ?自覚ないかも知れないがな……。』
そう言ってジャックは笑う。
「ちょっと……まって、それって……!」
“ヒュッ!!”
アカーシャが聞くその前にジャックは、アルカードに向かい飛んだ。
残されたアカーシャには…
不安が…頭
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