暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0247話
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持っていなかったのに風の魔法と思しき物を使えたのは何故か。ざっと考えて思いつくとすればこの世界ではステータスに表示されるスキルは自分の得意とする魔法だけであるという可能性。例えば先の男2人で言えば片方が影の魔法と召喚術を得手としており、もう片方が炎の魔法を得手としていた場合だ。あるいは、風の魔法と言いつつも実はそれが炎の魔法の一種であったりする可能性も考えられる。

「アクセル君、冷たいのと暖かいのどっちがいい?」

 千鶴があやかが買ってきたジュースを数本、ベンチの上へと置く。
 数瞬考え、暖かい紅茶を指さす。

「はい、これね。……それで、アクセル君。事情を聞かせて貰えるかしら?」
「何があってもこの私と私の実家である雪広財閥がアクセル君を守って差し上げますので安心して下さい」
「いや、そう言われても……」

 幸か不幸か、俺があの男達に襲われる原因は何一つ思いつかない。と言うか、この世界に転移してきたばかりの俺が原因な訳は無いだろう。それにあの男達の台詞から考えるに、完全に行き当たりばったりの状態だった筈……だ……し……っ!?

「ちぃっ、またか!」

 念動力で感知するものがあり、ベンチから素早く立ち上がって素早く周囲を見回して警戒する。そんな俺の様子に再び男達が現れたのかと顔を強張らせる千鶴とあやか。
 だが……

「ほう、この距離で私に気が付くか」

 木々の暗がりから姿を現したのは、現在の俺とそう年齢が変わらないだろう金髪の少女の姿だった。

「結界に馬鹿でかい魔力を感じて来てみれば、お前達2人がいるとはな。出席番号21番那波千鶴に、29番雪広あやか」
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