暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0247話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
にはならないだろう。……ならないといいんだが。
 どのみち、この男達の会話を聞いて作戦は決まった。まずはこちらを捕縛するのを最優先事項として、その後に強烈な一撃を放つつもりなのだろう。ならこちらはそれを逆手に取るまでだ。
 男達の様子を窺いながら、スライムを数mm程度の細さに調整して周囲へと広げていく。俺の横に空間倉庫の穴が展開しているが、幸い夜で周囲が暗い為に男達は気が付いていない。

「2人共、ちょっと惨いシーンになりそうなんで目を瞑っててくれないか?」

 魔法使い2人を睨みながら、千鶴とあやかへと声を掛ける。

「アクセル君、ですが……」
「あやか、今はあの子を信じましょう。あの子がいなかったら私達がどうなっていたのかは分かるでしょう?」
「……そうですわね、分かりました。アクセル君、私達の運命を貴方に預けますわ」

 一瞬言いよどんだものの、千鶴の説得を受け入れてすぐに納得するあやか。全く、これで本当に中学生だって言うんだからな。

「は、惨いシーンだってよ。自分に何が起こるか理解しているようだぜ」
「ま、目を瞑ってもお前とその雌共の運命は変わらないけどな。……行くぜ?」

 隣の男へとタイミングを合わせ、再び呪文らしき詠唱を始める男達。

『アタィ・シミ・ラクリ 風の精霊7人 縛鎖となりて敵を捕まえろ。魔法の射手 戒めの風矢!』

 男の呪文が完了すると周囲に浮かんだ矢がこちらへと向かい……速いっ! しかも、風だと!? あの男のステータスのスキル覧には魔法(炎)としか無かった筈だが。
 そんな風に思いつつも、意図的に千鶴とあやかの前へと立ち塞がりその敵の魔法をその身で受け止める。すると俺へと命中した矢は、瞬時に風の戒めへと変化しその場で俺を捕縛する。

「良し、捕らえた! やれ!」

 相棒の言葉を聞き、強烈な一撃を与える為の呪文を唱えようとしたと次の瞬間……空間に銀の波が走り、一瞬にして男2人を呑み込んで掠っていく。
 その様子を見ながらスライムをコントロールし、男達を物陰へと移動させ……

「SPブースト!」

 SPを最大限供給してスライムの性能を高め、速やかに男達を吸収していく。スライムに包み込まれた男達は叫び声を上げる事すら出来ず、数秒と経たずにこの世界から消え去った。
 同時に……

 ドクンっ!

 今までの能力を吸収した時と同じレベルのソレが身体の中へと流れ込む。

「ぐぅっ!」

 その違和感に、思わず口から唸り声が漏れ出て踞る。

「アクセル君!」

 こちらの様子を確認したあやかと千鶴が駆け寄ってくるが、ソレを押さえ込むので精一杯の俺は2人に構っていられる余裕は無い。
 それでも意識を保っていられるのはコードギアスの世界でマオを吸収し
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ