暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第8話 難易度変更してます
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後……ゆっくりと口を開いた。

「で……、でもよ。オレは、前のゲームでつるんでいた奴らと徹夜で並んでこのゲームを買ったんだ。あいつら……広場にいるはずなんだ。……奴らを置いてはいけねえ」

 キリトの誘いに乗るか、否か。
 クラインの選択、それは≪友達を見捨てれない≫と言うものだった。……誘いには乗れない方を選択した。

 ……非常時には、必ずと言っていい程に人間性がむき出しになるものなのだ。どんな聖人君子であったとしても、命を天秤にかければ、自己を優先させるのが殆どだと言ってもいい。

 ……リュウキは、彼の、……クラウンの言葉を聞いて、目を開いていた。そして、心底思った。

(こんな状況じゃなかったら……こいつ等とプレイして…………。楽しかったかもしれないな。本当に、楽しかったかもしれない)

 そう、強く思っていたのだ。クラインの言葉に嘘偽りがあるとは到底思えない。

 あの時(・・・)の、嘘で塗り固められた連中(・・)とは、彼は クラインはまるで違った。

 そして、これが演技で出来るとも到底思えないのだ。

「ッ……」

 キリトは、クラインの言葉を聴いて、クラインの選択を聴いて、悩んでいた。

――……3人でも本来は多すぎる。

 だが、片方の1人の腕は超一流であり それは自分を遥かに凌駕している。そして、この層の情報も自分と同等以上に持っているだろう。だから、多いと思うが、3人でもとりあえず問題ない。

 だが、更に人数が増えるとなると……全員をカバーしきれるかどうかがわからないのだ。

 もう、命を懸けた戦いになってしまったのだから、安易な結論は出せない。仲間を作り、入れたとして彼等が上手くついてこられるかは判らない。そんな一瞬の油断、気の迷いで全てが終わってもおかしくないのだ。

 仮想世界、自分自身の身体でプレイしている世界だからこそ……、それはよく知っている。これまでは、死んだとしても、罰則ペナルティを受けて、苦笑いをするだけで済んだが、今回は違うのだ。

「悪りぃ……。お前らにこれ以上世話になるわけにはいかねぇな。オレの事は気にせずに、次の村へいってくれ」

 クラインはキリトの表情から全て悟った。自分たちでその道を超えるのは厳しいにだと判断したのだ。

 そして、行け(・・)とも言った。

 置いていくな、と言ってもおかしくない状況で、彼は行け(・・)といったのだ。

「……忠告しておこう。クライン」

 リュウキは目を開いてクラインの方を見た。

「ん? 何だリュウキ」

 そんな彼だからこそ、リュウキは言いたかった。この世界で生きる為に、必要不可欠な心構え。β時代に培ってきたとも言える心構えを。

「RPGの有効な攻略は、何
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