暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第8話 難易度変更してます
[4/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
後……ゆっくりと口を開いた。
「で……、でもよ。オレは、前のゲームでつるんでいた奴らと徹夜で並んでこのゲームを買ったんだ。あいつら……広場にいるはずなんだ。……奴らを置いてはいけねえ」
キリトの誘いに乗るか、否か。
クラインの選択、それは≪友達を見捨てれない≫と言うものだった。……誘いには乗れない方を選択した。
……非常時には、必ずと言っていい程に人間性がむき出しになるものなのだ。どんな聖人君子であったとしても、命を天秤にかければ、自己を優先させるのが殆どだと言ってもいい。
……リュウキは、彼の、……クラウンの言葉を聞いて、目を開いていた。そして、心底思った。
(こんな状況じゃなかったら……こいつ等とプレイして…………。楽しかったかもしれないな。本当に、楽しかったかもしれない)
そう、強く思っていたのだ。クラインの言葉に嘘偽りがあるとは到底思えない。
あの時
(
・・・
)
の、嘘で塗り固められた
連中
(
・・
)
とは、彼は クラインはまるで違った。
そして、これが演技で出来るとも到底思えないのだ。
「ッ……」
キリトは、クラインの言葉を聴いて、クラインの選択を聴いて、悩んでいた。
――……3人でも本来は多すぎる。
だが、片方の1人の腕は超一流であり それは自分を遥かに凌駕している。そして、この層の情報も自分と同等以上に持っているだろう。だから、多いと思うが、3人でもとりあえず問題ない。
だが、更に人数が増えるとなると……全員をカバーしきれるかどうかがわからないのだ。
もう、命を懸けた戦いになってしまったのだから、安易な結論は出せない。仲間を作り、入れたとして彼等が上手くついてこられるかは判らない。そんな一瞬の油断、気の迷いで全てが終わってもおかしくないのだ。
仮想世界、自分自身の身体でプレイしている世界だからこそ……、それはよく知っている。これまでは、死んだとしても、罰則ペナルティを受けて、苦笑いをするだけで済んだが、今回は違うのだ。
「悪りぃ……。お前らにこれ以上世話になるわけにはいかねぇな。オレの事は気にせずに、次の村へいってくれ」
クラインはキリトの表情から全て悟った。自分たちでその道を超えるのは厳しいにだと判断したのだ。
そして、
行け
(
・・
)
とも言った。
置いていくな、と言ってもおかしくない状況で、彼は
行け
(
・・
)
といったのだ。
「……忠告しておこう。クライン」
リュウキは目を開いてクラインの方を見た。
「ん? 何だリュウキ」
そんな彼だからこそ、リュウキは言いたかった。この世界で生きる為に、必要不可欠な心構え。β時代に培ってきたとも言える心構えを。
「RPGの有効な攻略は、何
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ