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カンピオーネ!俺を女扱いした奴はたとえ神でも殺す!
第2章
持ち帰っていた厄介ごととフィンランドの巫女との出会い
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「う〜〜〜〜ん、ようやく着いたか〜」

 長いフライトを終え目的地のフィンランドに到着した。俺は何十時間も座っていたので硬くなった体を伸ばした。

「まったくエコノミークラスがあれ程とは思いませんでしたわ。窮屈(きゅうくつ)で堅いし最悪でしたし、こんな事なら真央も一緒でファーストクラスするべきだったわ」

「俺が精神的にまいるから止めてくれ」

「あら?貴方の立場的にはこうゆう待遇が多くなるわよ、この先いくらでも」

「・・・まじかよ」

「ええ、まじよ♪」

 誰もが見惚れる笑顔で言ったアウラの回答に俺は絶望した。

「アウラお嬢様〜」

 落ち込んでる中聞き覚えがある声がしてきた。声のほうに顔を向けると車の共に一人のメイドがいた。アウラはメイドに笑み見せた。

「ミリア、出迎えご苦労様」

「いえいえ、とんでもない。これもメイドの務めですから、真央様もお久しぶりです〜♪」
  
 ミリアは真央の方を向き挨拶した。

「お、お久しぶりです、ミリアさん。なぜ、此処に?」

「アウラ様のメイドですからお嬢さまに付いて来るのは当然ですよ〜」

「そうなんですか?」

「そうなんです☆」

 この人も相変わらずなんか軽い人だな。ミリア・セイマール、アウラに使えているメイドさんだ。金髪で常に柔らかな表情しているこの人はアウラ御付のメイドにしてアウラの所属する魔術結社『暁の獅子』の見習いさんだ。

「それじゃさっさと往きましょう。真央のおじい様も待っているわ」

 アウラの急かす言葉に俺は車に向かった。








 フィンランド最北の県にある目的地の都市ロヴァニエミに着いた。俺達は祖父、直次郎のいる大学に向かっていた。

「はぁ〜〜」

「どうしたの真央?ため息などついて?」

 アウラはため息を吐いている真央の様子に不振がった。

「これからじっちゃんにあうと思うと気が重い・・・」

「あなたのおじいさまてどういう人なの?」

「一言ではあの人ことを説明することはできないけど、言うなら(ロマン)を追いかける人かな・・・」

「ロマン?」

「そう、人が信じない様な伝説やら伝承を追いかけている人なのさ。まるで子供だろう」

 真央は呆れたように言った。

「あら、そうかしら。夢を追い続ける人というのもなかなかロマンチックじゃないかしら」

「そういうもんか?」

「そういうものよ」

「お嬢様、真央様。まもなく大学に到着します」

 ミリアさんの報告にアウラとの会話を止めて俺は車の窓から見える大学を見た。










「すまんな、真央。わざわざ資料を持ってこさせて」

「べつにい
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