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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第51話 客人
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ト、正教会に保管されていた聖剣エクスカリバーが奪われた」
「「「「「「「「!?」」」」」」」」
せ、聖剣、しかもエクスカリバーが奪われた!? おいおい教会は一体どんな管理を……ってあれ? なんで保管場所が複数もあるんだ? なんか今の発言おかしくねぇか? 不思議に思い周りを見てみると……みんな驚いてはいるけど不思議に思っている奴はいないな。分かってないのは俺だけか?
「聖剣エクスカリバーそのものは今現在存在していないわ」
俺の疑問を察してくれたのか、部長が振り向いて説明してくれた。けどどういう意味だ? エクスカリバーは存在していないのに盗まれたってどういうこっちゃ?
「ごめんなさいね。悪魔になりたての子が多いからエクスカリバーの説明込みで話を進めてもいいかしら?」
部長の申し出にイリナが頷いた。
「イッセーくん、聖剣エクスカリバーはね、昔の戦争で折れてしまったの」
……は? 折れた!? 誰でも知ってるような有名な聖剣が!?
「今はこういった姿だ」
そう言ったゼノヴィアは昨日も持っていた包みを手に取り、巻いてあった布を解くとその中から1本の長剣が現れた。そしてそれが布から解き放たれた瞬間、体の芯まで悪寒が駆け巡った!
「これがエクスカリバーだ。大昔の戦争で折れた刃の破片をかき集め、錬金術によって造り直されたのさ。その時造られた7本のうちの1本がこれさ」
7本!? じゃあ今はエクスカリバーは7本もあるのかよ!? っていうかエクスカリバーがこの場に!? エクスカリバーと因縁がある奴がこの場にいるってのにどういう偶然だよ!?
俺はちらりと木場の方に目を向ける。するとそこには今まで以上に殺気を放つ木場が! こ、この状況かなりやばくないか!? いつ斬りかかってもおかしくねぇぞ!?
「私の持っているのは『
破壊の聖剣
(
エクスカリバー・デストラクション
)
』。これはカトリックが管理しているものだ」
そう言うとゼノヴィアは再びエクスカリバーに布を巻いた。それによりさっきまでの悪寒が少しだけ引く。それを確認すると今度はイリナのほうが腰に吊っていた紐を手に取る。するとその紐が瞬時にその姿を刀に変えた!?
「私のは
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
。見ての通りその姿を自由自在に変えられるのが特徴なんだ。こっちはプロテスタントが管理しているの」
「……イリナ、悪魔に能力まで教える必要はないだろう?」
「大丈夫よ。能力を知られたからといって悪魔に遅れを取るなんてありえないし……それに少なくともこの中でイッセーくんとは信頼関係を築かないと(ボソッ」
偉い自信だなイリナ。それにしても最後、小さい声でつぶやいてたけどなんて言ったんだ? しっかしエクスカリバー
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