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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第51話 客人
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おいイリナ!」
分かってる。今ここでは彼女たちに手を出さない。でも……
「火織ちゃんは必ずあなた達から救い出す!」
私はそれだけ言うと睨む彼女たちの横を通ってこの場を後にする。そう、火織ちゃん、そしてイッセーくんを助けだす。もう悪魔になっている以上それが難しいことは分かってる。でも……それでも私は2人を助け出してみせる! 私は2人を守るために帰ってきたんだから!
☆
次の日の放課後、俺達はオカ研の部室に集まって昨日の2人、イリナとゼノヴィアを迎えていた。本当はこの時間は俺は剣道部に、黒歌姉と白音ちゃんもそれぞれの部活に行ってる時間なんだけど、今日はそっちを休んで放課後すぐにこっちに来た。まあ事情が事情だからな。
で、今日は教会のこの2人が俺たち悪魔と交渉したいらしいんだけど……実はまだ話は始まっていない。なんでかって言うと……火織と龍巳がまだ来てないんだよ!
昨日言ってた通り火織は放課後すぐにおはいお屋にトライデント焼きを買いに行った。で、龍巳もそれに付いて行き、部長にそのことを話したら来るまで待とうってことになったんだ。目の前の2人、イリナとゼノヴィアも昨日火織から直接聞いてたから了承してくれたんだけど、2人が来るのがあまりにも遅い! 何やってるんだよあいつら!?
イリナの方は隠しているつもりだろうけど心配そうにしてる。なんか昨日とちょっと感じが違うな。悪魔になった俺達を昨日は拒絶したり責めたりしてたのに、今日はなんというか……気にかけてるっていうのかな? で、一方ゼノヴィアの方はと言うとこれ見よがしにイライラしてる。 若干殺気も漏れてるし……勘弁してくれよ。そっちがそんなだとこっちのこいつも……。
俺は前に向けていた視線を隣に移す。そこにはもう今にも彼女たちに斬りかかりそうな雰囲気の木場が。過去のことを考えればこいつが教会の、しかも現役の聖剣使いに対して並々ならない感情を持つことには理解できるんだけど、頼むからこの場で爆発しないでくれよ?
「おいリアス・グレモリー、いつまで待たせるつもりだ」
「はぁ、まったくあの娘達は一体何をしてるのかしら? ごめんなさいね。あの娘達にはあとで私から話しておくから先に始めていましょう」
結局こうなったか。なんか火織、大事なときはいつも来るの遅いよな。前のレーティングゲームの時も来るのギリギリだったし。……っていうかこのまま始めて大丈夫か? なんか今日はいつも余裕がある黒歌姉や白音ちゃんまで不機嫌だし、何かあった時火織がいないとストッパーは誰がやるんだよ。俺達じゃ黒歌姉達は止められねぇぞ?
「……まあいい。では単刀直入に行こう。先日カトリック教会本部ヴァチカン、及びプロテスタン
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