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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『手合わせ』
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を構えながらこちらへ向かって突撃してくる士郎。

「御神流 裏『花菱』」」

目にも止まらぬ高速の連撃が零に迫る!

速いだけのただの斬撃なら自慢の身体能力だけでかわせるがフェイントを使った虚実の入り交じった連撃に零は翻弄されてしまう。


「クッ!」

斬撃自体は見えるがこの速度で虚実の入り交じった攻撃は辛い!

目ではなく直感に頼り自分に迫る斬撃を全て捌く。

直感Aは伊達ではないのだよ!

「今のを全て捌かれるとは……」

さすがに今のを全て捌かれるなは予想外だったのか驚く士郎。

「お返しだ!『魔神双破斬』!!」

魔神剣と虎牙破斬を組み合わせた奥義 魔神双破斬を放つ。

「なっ!」

地を這う衝撃波を木刀で防ぐが浮かし効果のある衝撃波が木刀に着弾したと同時に士郎の身体を浮かせる。

僅かな間だが身体が浮き上下に切り上げる技である虎牙破斬を受け士郎の身体は道場の天井まで跳ね上げられる。

「ぐぁっ!」


天井まで跳ね上げられながらも身体を捻り体勢を立て直そうとするが、

「裂空斬!」

士郎さんのいる場所目掛けて前方宙返りのような感じで飛びながら木刀で切りつける、

イメージ的には高速で回転する扇風機の羽を横から見た時の状態を想像するとわかりやすいと思う。

「グゥッ!」

空中での不安定な状態にも関わらずしっかりと木刀でガードをする士郎さん。

まさかここまで防がれるなんて予想外にも程があるよ!?

人の事は言えないがこの人ホントに人間!?

「今のは流石に危なかったな」


「いや……今の全部防ぐとか貴方も十分人間離れしてますよね?」

まだ本調子じゃないのにここまで凄いなんて……なんでこの人大怪我負ったんだ?

「いやいや正直僕もかなり危なかったよ」

本人はそう言うがその顔にはまだまだ余裕があるように見える。

「ここからは本気でいかせてもらう」

先ほどまでの笑みは消え鋭い剣士としての顔へと変わる。

「『神速』」

そして先ほどとは比べ物にならない程の速さで零に襲い掛かる。


「くぅ!」

最初の展開とはうって代わり零が押される。

「一撃一撃が重い上にこの速さ! キツイな!」

神速の領域へと入った事で更なる速さを得た士郎の剣が迫る!


籠手、上段、胴、袈裟斬り、逆袈裟をそれぞれなんとか直感で反応し防ぐ。

眼で見て追えて、身体もついてはいくが如何せん一つ一つの動作の切り返しが速い上に隙がほとんど無いために攻めあぐねる。

「『虎乱』!」

二刀での連撃、初歩の技ではあるが神速の領域へと入った事により通常とは比べ物にならない程の速さで繰り出される高速の連撃は容赦なく
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