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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『手合わせ』
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の技術をもちそこら辺の不良やヤクザぐらいならいくら束になろうと触れる事すらできないだろう。

「今度手合わせ願えないかな?」

「さぁ? どうでしょうね」

彼女も最近は色々と趣味を楽しんでいるからどうだろうな?

俺としても彼女が自由に楽しく生きてくれると嬉しいな。

「まぁ それはさておき……待たせたね」


2本の少し短めの木刀を持ちコチラを闘気のこもった瞳で見つめる士郎さん。

「イイエ 大丈夫ですよ」

先ほどの戦闘で壊れた木刀から同じ長さの2本の木刀に持ち代え構える。

「それでは御相手願おうか」

「こちらこそ」

二人はお互いに木刀を構え合図を待つ。

合図を頼まれた美由希さんが右腕を真っ直ぐと上げ……、

「始め!」

降り下ろされる!

「御神流 虎乱!」

2本の木刀から高速の連撃が放たれる!

その速さは以前同じ技を使ってきた恭也さんよりもさらに速くそして洗練されたものだった。

「龍巣閃!」

高速の連撃に対しそれをさらに超える高速の連撃を持って相対する。


本来ならば一本の刀で行う技だが今回は2本の木刀を用いての乱撃となる。

互いの斬撃はぶつかり合い相殺されるが次第に零の繰り出す連撃が士郎の連撃の速さと数を上回り士郎へと迫る……、

しかし士郎もまた御神の剣士として長年に渡り鍛えられた剣士としての腕前と達人の域へと到達した人間としての勘が自分を上回る身体能力を持つ零の攻撃を綺麗に捌いていく。

「くぅ!」

やはり恭也さんとは違い身体能力だけで押し込めるような人じゃないな!

端からみれば俺が押しているように見えるかもしれないが実際は違う。

確かに身体能力だけは俺が勝っているが士郎さんは俺の斬撃を最低限かする程度に抑えているが俺の動きはまだまだ粗く拙い部分が目立つ。


決して恭也さんが弱いわけではないのだが今の彼ならばなんとか身体能力だけで押し込めるが士郎さんが相手では今の俺の技術では勝てない。

年期と潜った場数が違うのが原因だろう。

「瞬迅剣!」

間合いをあけるために強引ではあるが踏み込みながら強力な突きを放つ。

「クッ!」

士郎さんは常人では見切る事など出来ない速さの突きを予備動作の段階で理解し木刀の腹で受け止めつつ自ら後方へ跳び衝撃を減らす、

与える筈だったダメージを上手く逃がされたが俺の目論みは間合いを空ける事だったので結果は上々だ。


「蒼破刃!」

地を這うような斬撃を飛ばす魔神剣とは違い真っ直ぐに飛ぶ斬撃は士郎目掛けて迫る。

「セイヤ!」


鋭く振り抜かれた木刀によって斬撃は凪ぎ払われた。

「今度はこちらから行くよ!」

木刀
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