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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『手合わせ』
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薙ぎの剣への軌道変化はもとより4つの形態が存在します」

「一つの技に4つの形態が!?」

驚く士郎さんを見つつも俺は説明を続ける。

「まず通常の弾丸のように真っ直ぐ突撃する壱式・上に飛んだ敵への対空迎撃用の弐式・そしてそこから地上へと突き下ろす参式・そして相手に密着した際に上半身のバネのみで放つ零距離専用の零式の4つです」

「すごいな……威力も家の流派の奥義を上回るな……先程の一撃も手加減をしてくれたのだろう?」

士郎さんの台詞に固まる美由希さんをスルーしつつも答える。

「えぇ 本気なら道場の壁を粉砕しています」


今の俺の強化された身体能力ならコンクリくらいまでなら余裕で粉砕できる、まぁ 斎藤さんみたいに鋼鉄製の門はまだ粉砕できないけどね。

「ちなみに君がたまに使う加速術は今の技や家の流派とはまた違った技術体系なのかい?」

加速術? あぁ 瞬動術のことか、

魔力核(リンカーコア)は特定の人間しか持たないが気は生きる者には必ず存在するものである以上使い方さえ解れば誰でも使える技術だ……まぁ それ相応の才能や身体はいるけどね。

恭也さんや美由希さん達の動きを見てわかったが彼等も微弱ではあるが無意識のうちに気を使い身体強化をしているので使い方さえ解れば今よりも強くなれるだろう。

「えぇ あの加速術は縮地法と言い足の裏に気を纏わせ一気に放出させる事で圧倒的なスピードを得ます」

「こんな風に……」

俺は足の裏に気を纏わせさらに足首を決まった角度で固定させ、

ー身体・射出ー

足の裏から一気に気を放出させ銃口から放たれた弾丸が如く残像を発生させながら一直線に高速で壁際まで移動する。

「え?」

士郎さん意外のなのはを含めた人達が一斉に驚く。

「速度を売りにしている家の流派だが今のは……」


今の瞬動術のスピードを追いきれなかったらしく驚く士郎さん。

「零君……今の技は……瞬動術というのは一体誰に習ったんだい?」

彼は驚愕と困惑の入り混じった顔で聞いてくる。

「千歳ですよ」

そう……何を隠そうと実は千歳に効率の良い魔力運用の仕方や術式構築その他にも気の使い方や体術を教わり、

瞬動術も彼女に見本を見せてもらった事で使えるようになったのだ。


今の独白からわかるように俺の師匠は千歳であり彼女は自分の知り得る事を色々と教えてくれた。

「彼女が!?」

彼にとっては意外なのか千歳の名を聞き驚く。

まぁ 普段の千歳は気や魔力などをかなり抑えているから普通の一般人に思えても仕方がないのかな?

「えぇ 千歳は色々と物識りですが体術も強いんですよ」

彼女の場合は元々の人外故の運動能力に加え体術なども達人級
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