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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『手合わせ』
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。
「人生何が起こるかわからない方が楽しいと思いませんか?」
軽口をたたいて挑発をしつつも美由希さんから視線を外さず俺は虎視眈々と挙動を窺う。
「まぁ 人生に潤いって必要だよね〜」
俺の軽口を余裕そうに返すが結構ダメージがあるのか足が震えていた。
「次で決めませんか?」
次は士郎さんとも手合わせをしなければならないので次で決着をつける事を提案する。
「それでいいよぉ」
提案に是の意を示す美由希さん。
「では先に忠告しておきます 次の技は全力でかわすか防ぐかをしてくださいね」
そう言い放ち俺は、左腕を真っ直ぐに伸ばし相手を捕らえる標準とし、木刀を持った右腕は後ろへと引き刀身を左手に添え、身体を倒し斜めに固定する。
足首をしっかりと地面に固定し何時でも突撃できる体勢をとる。
「なんかヤバそうだね」
俺の発する威圧感を感じたのか美由希さんは冷や汗を流してコチラを見つめる。
「この一撃受けきれるか!」
ー突撃ー
一言言い放つと同時に足の裏から気を放出しまるでミサイルの如き勢いで突進し、
「『牙突』!!」
一撃必殺の突きを放つ!
「きゃあぁぁぁぁっ!?」
わざとギリギリでハズしたその突きはカスった木刀を粉砕し、その余波だけでも凄まじい衝撃を周りに振り撒く。
「イタ〜 お尻打った〜!?」
牙突の余波で吹っ飛ばされた時に打ったのか尻もちをつきながら痛がる美由希さん。
「とりあえず俺の勝ちでいいですか?」
先ほどの技で砕けた木刀を捨て無事なもう片方の木刀を首筋に突き付けながらいう。
「うぅ〜木刀も2本とも砕かれちゃったし私の負けだね」
彼女はあっさりと負けを認めて両手を上げ降参の意を見せる。
「ありがとうございました」
そう言って木刀を脇に抱え空いた手を美由希さんに差しのべる。
「いや〜話には聞いてたけど本当に強いね〜」
美由希さんは俺の腕を取り立ち上がり満足げな笑みをうかべる。
「いえいえ まだまだですよ」
「ちなみにさっきの技ってなんだったの? 『射抜』と少し似てたけど威力は桁違いだし……」
「それは僕も気になるな」
美由希さんの台詞に続くように突如先程まで恭也さんと準備運動をしていた士郎さんが口を挟む。
剣士としての性なのかどうやら先程の『技』に興味津々なようだ。
「『牙突』ですか?」
「ほう……先程の技は『牙突』というのかい?」
「元は新撰組の土方歳三が考案した片手平突きを基礎に三番隊隊長 斎藤一が編み出した必殺の剣です」
まぁ この世界ではどうかは知らないけどね、元ネタはマンガだし。
「元となった片手平突きと同じく横
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