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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『手合わせ』
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ンタもバトルマニアなんかい!
「はぁ……まぁ いいですよ」
「ありがとね〜それじゃあ向こうでやろうか」
俺の返事など知ったことかとばかりに腕を引っ張りズルズルと引きずられながら稽古場へと連行される。
何故か頭の中でドナドナド〜ナと売られていく子牛の歌が聞こえる気がするよ。
ダレカタスケテー。
「さぁ 始めるよ〜」
木刀を構えながら楽しそうにハシャグ美由希さん。
このバトルマニアめ!
「はい」
二人は互いに得物である木刀を構える。
「始め!」
いつの間にかいた士郎さんが審判となり開始の合図を行う。
「はぁッ!」
「でやぁッ!」
ー激突ー
互いの木刀が激しくぶつかり合い鈍い音をたてる。
「てりゃ〜!」
軽い掛け声と共に高速の連撃が襲い掛かる。
「せやッ!」
襲い掛かる木刀を二刀で全て撃ち落とし、
「『魔神剣』!」
撃ち落とすと同時に掬い上げるような斬撃で衝撃波を美由希さんへと飛ばす。
「なにゃ〜! 斬撃を飛ばすなんてそんなのアリ〜!?」
とかなんとか言いつつも確りかわす美由希さん。
「これはオマケですよ!『魔神剣・双牙』!」
高速で木刀を振り抜き地を這う衝撃波を時間差で放つ。
「くぅ! 御神流『虎乱』!」
迫り来る衝撃波を二刀から放つ連撃で相殺し、
「今度はこっちからだよ!」
木刀をまるで刀を鞘にしまうかのような動作で腰に構え抜刀術の構えを取る美由希さん。
「受けてみて! 小太刀二刀御神流 奥義之六『薙旋』!」
右の抜刀から始まる必殺の四連撃が放たれる、
抜刀での一撃を始めとし、別軌道から放たれる斬撃が零目掛けて迫る!
御神の剣士の奥義ともいえる神速を併用しているのかその斬撃を全て見切るのは困難を極める。
「見えないなら薙払うまで!」
剣を下に構え、
「『断空剣』!」
上へと上昇する回転斬りで迫る全ての斬撃を打ち払うと同時に接近していた美由希さんを斬撃で浮かせたその瞬間に追い討ちをかけぶっ飛ばす。
「きゃあッ!」
美由希さんは追撃され悲鳴をあげながら床へとぶつかる。
床へとぶつかりながらもすぐに受け身をとり木刀を構え戦闘体勢を取る美由希さん。
先ほどの攻防で解ったが彼女は恭也さんよりパワーが劣るがスピードではかなり勝る。
先ほどの神速を併用した奥義は普通の人間や魔導師では回避不可だろう。
相手が熟練の手練れか俺のような異常な身体能力を持たない限りはね。
「アイタタタ まさか打ち落とされただけじゃなく追い討ちまでされるなんて予想外だよ〜」
彼女は痛がりつつもこちらの出方を窺い構えを崩さない
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