暁 〜小説投稿サイト〜
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Epic10-Bゲームセンター☆なのは『魔法少女の挑戦』〜The EmperoR〜
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みんなの返事を、「えっと、どうかな・・・?」待つ。

「あたしはそれでいいわ。それが一番いいと思う」

「私もなのはちゃんの提案に賛成」

「私とエオス、ユーノは任せるよ」

残るはフェイトちゃんとアルフさんだけど。2人にとって、私の提案に出たゲームは未経験のものだから、すぐには答えは出ないってことは判ってた。だから「テスタメントちゃん!」にお願いしてみようと思う。みんなを待たせて、私ひとりで向き合う。

「どのゲームか決まった? どれにする」

「そのことなんだけど、練習させてほしいんだ」

都合が良すぎるかもしれない。でも「いいよ。その方が面白いし」テスタメントちゃんは快諾してくれた。自分が不利になるかもしれないのに許してくれたことに「ありがとう、テスタメントちゃん」お礼を言って、みんなのところに戻ろうとして・・・

「ねえ。なんのゲームを選択したの?」

テスタメントちゃんからの質問。あとで判るし、練習を許してくれたお礼もあるから、私は振り返って答える。

「マリオカートで勝負だよ、テスタメントちゃん!」

それが私が選択した逆転のゲーム。4台4台が向かい合うように置かれてる、計8台のマリオカートの筐体。もうここでテスタメントちゃんに伝えておこう。

「今までは1対1だったけど、今回は私、アリサちゃん、すずかちゃん、フェイトちゃんの4人が参加するつもりなんだ」

「つまり私ひとりに対してあなた達は4人。マリオカートは確かアイテムでの妨害あり。数では圧倒的に不利だよね、私。いくら楽しむのが目的になってる私でも、それはちょっと不利すぎると思う」

「ううん。テスタメントちゃんにはジュエルシードの幻、ピエロさんが居る」

テスタメントちゃんはジュエルシードが作り出したピエロさんと通じ合ってる。ピエロさんは増殖するから、テスタメントちゃん側のプレイヤーとして参加すればいい。戦力が同じになるようにするために、アルフさんに頼んで外れてもらったんだから。続けて、キャラクターは好きに、カートは標準、獲得できる勝ち星についても話す。

「――つまりは、上位3位までが勝ち星を手に入れることが出来るわけか。順位によっては勝ち逃げ出来るし、あっと言う間に逆転もされる。・・・・乗った」

今の成績はテスタメントちゃんが5、私たちは4。1位〜3位を独占できれば私たちは逆転で勝てる。でも独占できなかったら負け。ギリギリの綱渡りだけど、これ以上こちらに有利なことを言うと、ゲームを変更されちゃうかもしれないから妥協する。テスタメントちゃんと別れて、私たちはフェイトちゃんと練習を開始することに。まずアリサちゃんが「じゃあフェイト。車って、あんたの世界でもある?」なんて質問をした。

「・・・ある。乗ったことはないけど
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