暁 〜小説投稿サイト〜
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Epic10-Bゲームセンター☆なのは『魔法少女の挑戦』〜The EmperoR〜
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を出すイノシシにゴムボールをぶつける。単純なゲームほど勝負は唐突に決まるって思ってる。ちょっとしたミスが、敗因になるんだから気が抜けない。初回のアルフさんの成績はパーフェクト。

「どうだい?」

「サドンデスと行こうか。私もどうせパーフェクトだから」

そう言って鼻を鳴らして満足そうなアルフさんに向かって、挑発した後攻のテスタメントちゃんがプレイ開始。バサバサとマントをはためかせてボールを投げまくる。全てが的確にイノシシに当たって、スコアはアルフさんと同じパーフェクトだった。テスタメントちゃんの言う通り。サドンデスに突入して、どっちが先にミスするかになっちゃった。

「上等だよ!」

アルフさんが牙を剥いて、2回目のチャレンジ。そしてこの2回目もドロー。最終的に13回。勝者は「残念だったね。アルフ」テスタメントちゃんだった。

「ごめん、フェイト。それと、すずか、だっけ? 負けちまったよ」

「ううん。アルフは頑張ったよ」

「そ、そうですよ! 十分すぎると思います!」

しょんぼりしてるアルフさんを、フェイトちゃんとすずかちゃんが慰めてる。そんな中でもテスタメントちゃんは「5対3。さぁ、次!」弾む声で、次の挑戦を待ってる。次はすずかちゃんで、「エアホッケーでお願いします」ゲームを指定した。テスタメントちゃんは「またそういう系かぁ」ってうんざりしてる。

「「動きにくいなら脱げばいいじゃん」」

セレネちゃんとエオスちゃんにそう言われても、テスタメントちゃんは「このままでいい」って聞かない。そんなに素顔とか見られたくないのかなぁ。もしかして、私たちと顔見知りだから? でもそんな考えはすぐに振り払う。ユーノ君やセレネちゃん、エオスちゃん以外の異世界の人なんて心当たりがないもん。

「ねぇ。座ってプレイするゲームにしない?」

「却下よ。すずか。あんたの実力を見せてやんなさい!」

「頑張ってね、すずかちゃんっ!」

「うんっ♪」

すずかちゃんが脱いだ上着を預かる。完全に本気だ。エアホッケーの台に移動して、すずかちゃんVSテスタメントちゃんのゲームが始まった。序盤は探り合うように緩い打ち合いだったけど、ゾワッと妙な悪寒が奔ったと思えば、「せいッ!」テスタメントちゃんがパックを勢いよく打って、枠に反射させてジグザグな軌道になるように返した。
でもすずかちゃんは何てことないって感じでパックを上から押し付けるようにして止めて、「えいっ!」真っ直ぐ打った。テスタメントちゃんは真正面から来たパックを余裕で打ち返して、また枠を使っての反射攻撃。

「テスタメントちゃん、枠にバウンドさせてばっかりだね」

「真正面からぶつかっても勝てそうにないし。あなた、見た目によらずかなり運動神経いいでしょ。それ
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