反転した世界にて8
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そりゃそうだ。だって、さっきのおげちゃ女子たちとの問答は、かなりの大声で聞こえていたはずだ。
「こ、ここ、これ、これから……」
だから、僕がこれから言おうとしていること――遊びに行こうという御誘い文句は、彼女も予想はしていたことだろう。
――だが、まさかあんなことを口走ってしまうなんて、白上さんはおろか、僕ですら予想していなかった。
はっきり言って、口を滑らせてしまった。常々妄想こそしていたけれど、心の奥底では、それこそ初めて彼女に出会ったときから考えていたことだけど、まさかこの瞬間に放言してしまうことになろうとは、思ってもみなかった。
「これから、僕の家来ない?」
――僕は、自分が極度のムッツリスケベであることを、認めざるを得ないのであった。
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