第1章
旧校舎のディアボロス
第13話 仕事の被り
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ロングボウ》でそう名付けたらしい」
「強化って、具体的にどんな事をしているの?」
部長が明日夏に千秋の弓について訊く。
「こいつは特殊な素材を使って、兄貴の知り合いが魔力と機械仕掛けで作った長弓で、弦を引き続ける事で力が溜められ、放つ時にも加速を加えてさらに威力と飛距離を上げる仕様になっています。その分、反動が凄い為、普通の人間には扱えません。並の悪魔でも扱うのは難しいです。俺でさえ、たぶん数発で腕がイカれます」
「そんな物を千秋は使えるのか?」
細めの体型の千秋にそんな物を扱えるとは正直思えなかった。
「千秋は鍛えて反動に耐え得るだけの脚力を持っている。截拳道はその努力の賜物だ」
確かにあの時の蹴り技のキレは凄かった。
「受けきれない反動は受け流せる様にしているし、体への負担はそれ程高くない。術による強化も併用すれば、特に問題無く扱える」
「ち、千秋って、そんなにすごいんだな……」
「そ、そんな事無いよ……」
千秋が照れて、顔を俯かせる。
「お喋りはここまで。そろそろよ」
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