無印編!
ド○ドナ
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フ、これ持って転移!」
「あいよ!」
そして転移と同時に雷も止まる。
・・・あれ?なんで俺ここに残ってんだろ?
よし、逃げよ・・・!?
「どこに行くつもりかな、浅賀陽龍くん?」
クロノが俺の腕を掴んでいる。
くっ、こうなったら!
「いやああぁぁぁあ!?クロノが、クロノが俺のバリアジャケットを解除して服を脱がせようとしてきたあああぁぁぁぁ!?」
「してないよ!だから本当にバリアジャケットを解除しないでくれ!」
ヤミ、グッジョブ!
<当然です>
「きゃー、管理局員さーん!この変態を捕まえてくださーい!」
「僕が管理局員だが」ドヤァ
「内部反乱が起きたぞーーーー!ってかそのドヤ顔ヤメロ。殴るぞ」
「いいかげんにしてくれ・・・」
「だったら半径二十メートル以内に近づくなこの変態が」
「なにこの対応・・・しかも離したら逃げるだろう」
ふっふっふ。
「逃げられたくないなら、この場にいる人たちの冷たい目線をなんとかするんだな!」
「ここは地獄か!」
そう言ってなんとか弁明しようとしているクロノを尻目に、俺は転移を始めようとするが、今度は美愛に捕まった。
「なんで美愛が捕まえんのさ」
「んー、コッリの方が面白そうだから・・・かな?女子相手だとクロノみたいにいかないでしょう」
くっ、美愛のくせに頭が回る・・・。どっかに逃げ場はないのか?
「あーる、晴れたー、昼、下がりー、市場へ続く道ー」
「ド○ドナはヤメロおおおぉおおお!!」
マジテンションがおかしいことにいいいぃいいい!!背中が、背中がああああぁぁぁぁぁ!!
「くっそ・・・クロノ、念話してもいいか?フェイトに連絡したいんだけど」
「あー、たぶん無理だな」
「じゃあいいです」
ちっ、つかえねーな・・・。
「とかは思ってないですよ?」
「おにぃ、口に出てる」
おっと。
そんなことを言いながら俺は美愛立ちと一緒にアースラへと転移を始めた。
薄暗いあかりの中、プレシアは椅子に座り、前に立っているフェイトを汚物でも見るかのような目で見ていた。
どうやらアルフは転移する先を間違えて海鳴ではなく、時の庭園に転移させてしまったらしかった。
使えない使い魔だった。
「ねえ、フェイト?あの白い子に友達になりたい・・・そう言われてあなた、迷ったわね?」
「・・・はい」
プレシアはフェイトの様子をずっとモニターを開いて覗いていた。
そう、ずっと。
「あなたは母さんのことが嫌いなの?そんなに母さんの願いを聞くのは嫌なの?だからあの子の友達になりたかったの?」
プレシアはフェイトに少し悲しそうな顔をしているが、フェイトはうつむいているのでそのことに気がつかない。
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