第九十五話 戦禍は広がる
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テを総督として派遣し、ハンマブルクのトリステイン商人達の元締めとして交易と情報収集などその他諸々を一任させた。
その結果、ブランデルブルクのみならずポラン地方のスラヴ貴族と接触に成功し友好関係を結ぶことが出来た。
当然、ゲルマニアは反乱勢力と接触した事を抗議してきたが、マクシミリアンはペリゴールを使ってゲルマニアの追求をいなす(・・・)と、その後ものらりくらりと交渉を引き延ばして、それとなく反乱勢力のアシストをした。
反乱を起こしたポラン地方のスラヴ人たちは、ゲルマニア側がブランデルブルクの反乱で手一杯になり、ポラン地方を侵す事は無くなったと判断し、自分達をポラン人と名乗り、やがてポラン人の国家『ポラン王国』建国した。
当然ながらゲルマニア側はこの独立を認めるわけも無く。
ポラン王国討伐の軍を送り込んだが、ゲルマニア側からポラン地方に行く為には、内乱によって地獄の釜と化したボヘニア地方を通るか、反乱を起こしたブランデルブルク辺境伯領を通らねばならない。
結局、第二次ポラン討伐軍はボヘニア地方でゲルマニア騎士団に補足され、瞬く間に蹴散らされてしまった。
完全に無政府状態となったボヘニア地方の安定化にゲルマニアは掛かり切りになり、ポラン王国に兵を避ける状況ではなくなってしまった。
ポラン側はこれ幸いと、トリステインの秘密の援助の下、牧畜程度しか産業が無かったポランに新たな産業を起こし国力を蓄える事になった。
新興国ポランの登場で、ゲルマニア内乱は次のステップに進む事になる。
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