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なのは一途のはずがどうしてこうなった?
第二十八章 予測不可能な娘
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た。
それに、突っ込むつもりも毛頭なかったのだ。
責任を取るのは上官……!
ミウラ・ケイタがどう、対応するのか。
その手腕を見て、対処の仕方を覚えるのも新人の仕事。
そう思い、ティアナ・ランスターは子供2人に何も言わない様に念話で口封じをしたのであった。



エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエは、ティアナ・ランスターの指示で黙っている事にしたのだが、その理由はいまいち理解できていなかったのだ。
二人は、何があったのかわからないまま流されていた。



隊長格の反応として、ミウラ・ケイタの右隣にいた高町なのはと、ミウラ・ケイタを挟むように左側にいたフェイト・テスタロッサ・ハラオウンは大ダメージを受けていた。
一方、ヴィータは新人側にいたためにダメージは少なかった。
危ねぇな。
ヴィータはそう思った。
精神的な破壊力として十分な破壊力がある。
自分の、鉄槌の破壊力よりは劣るだろうが、ガードできない分厄介だ。
意外な強敵を見つけた。
一方、高町なのははと言うと、
……、何を言っているのかよく分らないの。
ギャグにしては、意味のわからないタイミングだったし、ギャグ自体も面白くないの。
私の手に余るの。
ここは、一つ恋人に丸投げしよう。
そして、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは、
……あれ、みんなどうしていきなり止まったんだろう。
ケイタが何か言ったのかなぁ。
ここは、ケイタに任せよう。



視線が集まるということは、この惨事を俺が処理しなくてはいけないらしい。
ギンガの発言を肯定したら、俺がある意味怪我をする。
否定したら、ギンガの発言は間違えだと言うことになる。
ギャグは置いておいて、倒れるイコール疲れるでも合っているだけに、否定はできない。
そして、肯定しようにも、あの発言を背負う覚悟は無い。
ならば、肯定でもなく、否定でもない答えをしなければいけない。

「ギンガって、彼氏いるの?」

つまりは、全く関係性のない話題で、さらにこれまでの流れをなかった事にするために聞いた。

「え? いませんけど……」
「美人なのにもったいないね」
「いやいや、私なんて美人じゃありませんよ……」

十分美人だが。
この流れで、強引に話を安全圏に入れる。

「それは、ギンガがそう思っているだけで、異性としては、十分魅力的だ」
「……は、はいっ……嬉しいです。とっても……」

終わりは近い。ココは俺に任されている。

「どうだい? 訓練も終わったし、このままご飯を一緒に食べない?」
「いいんですか?」
「もちろん。じゃあ、行こうか」
「はいっ!」

スマートに収まったはず。
クールに去るぜ。



敵か味方か。
愚直な真面目さが
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