第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第6話:浪費娘……最悪ッス!
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(エンドール)
ウルフSIDE
「おはようございますネネさん。今日もお弁当を3つお願いします!」
「はい、出来てるわよウルフ君」
俺は今日も、優しい美人人妻の手料理を買いに来ている。
と言うのも、エンドールに着いて一番最初に知り合いになった恩ある人だからだ。
ハバリアから逃げる様にエンドールへ来た俺達は、宿屋に泊まる金すら無く……
2日程は野宿をしていたくらいなのだ。
だがミネアさんが得意の占いでお金を稼ぐ様になり、日々も何とか生活できるようになりました。
そしてミネアさんが占いを行う為のスペース(簡易テントを張る)を提供して貰っているのが、愛妻弁当屋のネネさんという事だのです!
愛妻弁当屋と勝手に言ったが、本来は道具屋だと言う……
何でも旦那さんが夢を求め旅立ってしまった為、家計を支える為自分に出来る事を始めたのが、弁当屋だと言っていた。
こんな美人を放置するなんて、勿体ない事をする男も居るもんだ!
さて、彼女に出会った経緯を説明するが……
俺達3人は極度の空腹状態だった為、なけなしの金を使って弁当を1つ買おうと店に入ったのサ!
そしたら中にいたのはこの美女だ!
一緒にポポロ君という息子さんも手伝っていたのだが、慣れというのは恐ろしい物で……
『お、少年! 美人のお姉さんと一緒にお店を手伝っているのか!? 偉いなぁ……』
って、無意識で口説き文句が出てきました。
確かにネネさんは美人で若いけど、ポポロ君と並んでいれば母子である事は一目瞭然!
でも師匠に鍛え上げられた俺の口は、勝手に女性を煽てる発言をしてしまうのです。
お陰で大変気に入られまして……占いの館(簡易テント)を開く場所を無料で提供して貰えたんです。(リュカさんに感謝だね!)
因みにこの時、マーニャさんに『アンタ余裕があるのね……じゃぁ弁当は私達だけで分け合って良いわよね!』って言われました。
危うく餓死するところでしたよ。(も〜リュカさんの所為ですからね!)
さてさて……
萌え萌え美人人妻の話は置いといて……
エンドールに来て直ぐに情報収集を行ったところ、サントハイムという国のお姫様と一緒に、リュカさんらしき人物が行動を共にしている事が判明する。
頼りになる人物の消息を聞けて一安心したのと同時に、お姫様と一緒にいるという事実に胃が痛くなる感情も同時に発生した。
きっともう手遅れなんだろうなぁ……また家族が増えてるんだろうなぁ……
しかも相手はお姫様かぁ……あぁ、オルテガさんは元気かなぁ……胃が痛い。
話を戻そう。
サントハイムという地名を聞く事が出来、リュカさんを求めその地に赴こうと思ったのだが、サントハイム王家の騒動についても情報を入手し、目的人
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