第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第6話:浪費娘……最悪ッス!
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は現在、世界の何処かを旅していると結論に達した。
即ち何処にいるのかワカラナ〜イって感じ!
でもエンドールにいれば世界中の情報が集まってくるので、当分はここで行き先を定めようと思ってます。
……何より旅費が無くて旅立てないんだけどね!(泣笑)
だから今の内に旅費を稼ぐ為、俺達3人は分担して作業に当たってます。
俺はエンドール周辺でモンスターを倒し金を手に……ミネアさんは先程から言っている通り、占いを行い稼いでます。
そして我らが姉御マーニャさんは『私が一発大金を稼いであげるわ!』と言ってカジノ通いです。
はい。あのネーちゃんが一人で散財しております!
稼いでも稼いでも、旅費が貯まる事はなく……
いい加減、あのネーちゃんを売春宿に売り払おうかと思ったくらいです!
まぁ半分冗談はさておき、今日もお勤め頑張ろうと思います。
ネネさんから買ったお弁当を、直ぐ外で占い屋(簡易テント)の準備をしているミネアさんに手渡します。
因みにマーニャさんの分は彼女に預けます……取りに来なかったらミネアさんが食べちゃってOKって事になってます。
「じゃぁ今日も行って来ますねミネアさん」
そう言って俺は外に出てモンスター狩りをしに行こうとしたのだが……
前方から何処かで見た事のある少女が近付いてきました。
「ウ、ウルフー!!」
何とその少女はリューノです!
リュカさんと愛人スノウさんの間に生まれた、マリーより1日年上の少女リューノでした!
リュカチルドレンの中では、一番お嬢様っぽく育ってしまったリューノは、独りぼっちが寂しかったらしく、俺に泣きながら抱き付いてきました!
ビックリですねー……普段はクソ生意気な事ばかり言っているのに、こう言う時は可愛い娘を演じちゃうんですね。
「リューノ……良かったよ、君が無事で」
マリー程じゃないが彼女も美少女……そして美少女に抱き付かれて悪い気がしないのは男の性……
ギュッと抱き締めて、頭を撫でながら優しい言葉を吐いてやります。
俺に惚れるなよ(笑)
「はっ! な、何を馴れ馴れしく抱き付いてんだコノヤロー!」
うぉ!! 突如我に返ったリューノ……
俺の鳩尾に小さな拳をメリ込ませ、顔を真っ赤に激怒する。
「な、何だ…こ、この……理不尽な…暴力は……」
完全不意打ちツンデレ拳は、俺を苦しめ蹲らせる効果が絶大だった。
リューノのツレが、彼女をあやす様に押さえ込む姿が視界の隅に入ってくる。
「だ、大丈夫ですがウルフさん!?」
成り行きを見ていたミネアさんが俺を心配し、側へ駆け寄って背中をさすってくれる。
胸を俺の二の腕に押し当てての背中さすり……
二の腕に意識を集中したいが、痛すぎて………
ウルフSIDE END
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