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SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド 明日無き未来へ
第2-1 アーモリーワンへ
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ガンダムおろかガンダムが無いなんて。」
「まあ、俺達にMSが配備されるようになったのはごく最近の事だったんだ。」
和也は、自分達の世界の話しをし始めた。和也の世界では、元々宇宙に出る手段は持ってはいたがシャトルでしか出る事が出来ず、更に訓練された一部の人間しか宇宙に進出する事が出来なかったのであった。
「だけど、30年位前かな?ある科学者がMSや宇宙でも航行できる戦艦の設計図を提供してきたんだ。それのお陰で世界は一気に変わっていったさ。様々な企業がMSや艦隊を作っていった。そして、世界は全ての人達が手を取り合い協力しあうために地球統合軍を設立して他の武装組織は解散させた。まあ、全員がそれに賛成する訳じゃないからデモ活動やレジスタンスがあったりしたけど世界は概ね平和だったさ。」
「そうだったんですか。」
「あまり、話してたら整備の邪魔だね。そろそろ、俺は失敬するよ。」
「そんなこと無かったのですけど、お話しありがとうございました。」
肇に挨拶をしてから和也はその場を離れていった。和也を見送った肇のそばにテンプルがやって来た。
「何か気になりますね。」
「テンプル!聞いていたのですか?」
「はい。失礼だと思いましたが聞かせてもらいました。しかし、彼の世界は不思議な部分がありますね。」
「不思議な部分?」
テンプルは、先程の話しで不思議に思ったこと。それは、MSの設計図についてであった。
「確かに、技術が達せればMSを作る事が出きるでしょう。しかし、彼の機体は紛れもないリゼル。武装や形式番号が宇宙世紀と完全に一致する事。しかし、リゼルの元となるガンダムが存在してないこと。謎のある世界であることは間違いないです。」
「でも、偶然同じになったかもしれないですよ。」
「・・・本当にそうでしょうか。これは、少し調べるべきかも知れないですね。」
「和也さん!」
通路を歩いているとそこへ美穂と出会った。美穂は、和也を見つけると近付いてきた。
「美穂。どうしたんだ?」
「えっと、もう少ししたらアーモリーワンに着くじゃないですか。それで、和也さんに着いたら買い物に付き合ってほしいんです。」
美穂が和也を名前で呼ぶようになったのは和也自身が隊長と呼ばれるのが慣れないらしく戦闘や任務以外では名前で呼ぶように頼んだのであった。
和也は、美穂のお願いに何となく予想がついていた。
「もしかして、美穂の買い物の荷物持ちか?」
「ち、違います!でも、全部違うのではなくて皆の生活用品とかの買い物に付き合ってほしいんです!」
美穂は、顔を紅くしながら説明していた。そんな慌てた彼女を見て和也は思わず笑ってしまった。
「ははっ!」
「も、もう!和也さん酷いです!!」
「ごめんごめん
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