11話 ジェラール達と妖精王
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これは大陸中の魔導師を集めてもやっと足りるかどうかというほどの魔力」
「俺の身体はゼレフの亡霊にとりつかれた
何も言うことを聞かない
ただゼレフを蘇らせる為の人形なんだ
Rシステムなど完成するハズがなかったんだ
もう止まれないんだよ
俺は壊れた機関車なんだ」
「ジェラール……」
「お前の勝ちだエルザ俺を殺してくれ」
「私が手を出さなくても終わる
この地響き
すでに衛星魔法陣が展開されている
お前も…ゼレフの被害者だったのだな……」
「これは自分の弱さに負けた俺の罪だ
理想と現実のあまりの差にオレの心がついていけなかった」
「自分の中の弱さや足りないものを埋めてくれるのが仲間という存在ではないのか?」
「エルザ……」
「私もお前を救えなかった罪を償おう」
「オレ…救われたよ…」
そうして二人は抱き合った
〜ERA〜
「聖なる光に祈りを!
エーテリオン解放?」
〜楽園の塔〜
抱き合う二人のそばには黒髪の男が立っていた
「お前は…レイン?何故ここに?」
エルザは驚いた
ここにいるハズのない男が立っていたのだから
「エーテリオンが発射されるって聞いてな
エーテリオンを消しにきた」
「「は?」」
二人は揃って気の抜けた声をだした
「いや、だから消すんだってアレ」
「無理だ?あれは魔力の塊だぞ?」
「魔力の塊だからだよ
換装:万物喰らいし暴食の蠅王の口
んじゃ、面倒だから屋根後といくぜ」
そう言ってレインは両手を前に突き出した
「喰い尽くせベルゼ」
ヒュゴゥ?
エルザたちが見たのはレインの手の先から広がる闇
この闇はベルゼが光すらも喰い尽くしている証拠なのだ
そうしてぶつかる圧倒的な光と闇
それは塔の外からも見ることが出来た
「何だよあれ……」
と色黒の少年ショウ
「レインだ……レインが来たんだ?」
と歓喜するグレイ
「レインって……まさか妖精王?」
「あぁ、あんなこと出来るのはレインしかいねえ?」
「見て!グレイ!あの光が!」
ルーシィたちが見たのは光が闇に飲み込まれていく光景だった
〜ERA〜
「エーテリオンが……」
「消滅した……?」
「やってくれおったなレイン・クライス?」
「またフェアリーテイルか?」
怒りに震える評議員たち
レインの行った事がこのERAを救ったとも知らずに
〜楽園の塔〜
sideレイン
「相変わらずめちゃくちゃだなレイン……」
軽く引いているエルザ
傷つくぞ俺……
「え
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