暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第52話 フラグが……泣きたいです
[1/16]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
こんにちは。ギルバートです。あれからテファを連れ、速攻でドリュアス領へ戻りました。彼女は原作からは考えられない様な酷い状態です。目の前の娘が原作のテファの様になるか、心配でしょうがありまあせん。下手をしたら(悪い意味で)カトレアの様に……。
(その場合は、原因である私が責任を取るべきなのでしょうか?)
混乱した頭でそんな事を考え、直ぐに首を振り考えをまとめ始めました。
そもそもテファは、何故これほどひどい状態になったのでしょうか?
……その原因は、モード大公の死体が晒された時に起こりました。
マチルダとテファは、今後の事を真剣に考えていました。しかし落ち着いて考えられる環境が整えば、今後の事より近しい者達の事が気になるのは、当然と言えるでしょう。そんな状態では、良い考えが浮かぶはずがありません。そこでマチルダがブノワに相談すると、宿の外に出て気晴らしをしたら如何かと言われたのです。
ブノワから少しの小遣いをもらい、2人は街に繰り出しました。特にテファにとっては、生まれて初めての外出です。かなりの気分転換が期待出来ました。
しかし、そうはなりませんでした。
大公家襲撃事件が徐々に広まり、サウスゴータの街は多少ざわついていました。それでもマチルダにとっては、治安も良く慣れた町……問題は無いはずだったのです。それが出かけて暫くした後に“大公家襲撃事件の詳細を公表する”と、神官からお触れが出た事で状況は一変しました。町は混乱に包まれ、その所為で2人は逸れてしまいます。
必死にテファを探すマチルダ。そして嫌な予感に導かれるまま、襲撃事件の詳細が公表される中央広場へ向かいます
そこには大公やシャジャルだけでなく、マチルダの両親を含む家臣達の死体まで晒されていました。そしてそれを呆然と眺めるテファの姿が……。
マチルダは自分の両親の事を頭から無理やり追い出し、テファを広場から連れ出そう彼女の元へ走ります。その間も絶え間なく響く、高い癪に障る神官達の声。“モード大公家はエルフと繋がっていた”“大公家は異端の裏切り者だ”“我々は正義の為に大公を裁いた”“大公を庇う王家も異端だ”と……
ようやくテファを捕まえると、広場に数体の騎獣が突っ込んで来ました。アルビオン王国所属の衛士隊です。
彼等は神官達やその従者を拘束……抵抗する者は殺害して行き、晒された死体を手早く解放して行きました。……そう、シャジャルを除いて。そして衛士隊が宣言します。“これはエルフの死体を得た神官が画策した事だ。大公はエルフと関わっていない。利権に溺れ薄汚い犯罪者となった神官の言う事を信じてはいけない”(王家のシャジャルに対するスタンスは、残念ながら未だに分かりません。しかし状況を考えると、シャジャルを助け
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ