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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0245話
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っっっ!」

 突然聞こえてきたその声に、俺とムウ、エザリアは一瞬顔を合わせてからすぐに声のした方へと走り出す。その俺達の後を追うように複数の足音。チラリと後ろへ視線を向けると、そこにはエザリアが連れてきたマスコミ連中が俺達の後を追うようにして付いて来ている。
 ちぃっ、厄介な。
 だが、一秒でも惜しい今この時に一々マスコミを相手にその場で待機していろと言っている時間は無いし、なによりマスコミとしてもそう言われて、はいそうですかとこちらの指示を聞くとも思えない。

「付いてくるなとは言わないが、自己責任だぞ!」

 それだけ宣言して、声のした方へ意識を集中する。

「加速」

 精神コマンドの加速を使い、他の連中を置き去りに声のした方……すなわち転移区画へと足を踏み入れた。
 まず目に入ったのは生成されている転移フィールド。そしてその近くで悲痛な表情を浮かべながら転移フィールドへと叫んでいるシンと、唇を噛み締めながらじっと転移フィールドを睨みつけているレイの姿だった。
 そして、リュケイオスの操作システムの近くには1人の男の姿が。
 いや、今はそれどころじゃない。レイ達の様子を見るに、転移フィールドの中にはシンの妹であるマユがいるのだろう。転移フィールドから動く様子が見えないのはフィールドの中で混乱しているのか、あるいは腰が抜けているのか。
 とにかく考えている暇はない。マスコミが大勢いるこの場で、みすみす事故を起こしてたまるかっ!
 転移フィールドへと突っ込み、そのままマユを救助して俺もフィールドから離脱する。それしかないだろう。スライムを使えれば一番いいのだろうが、空間倉庫の展開や、スライムをこの空間に出すのも多少ではあるが時間が掛かる。それなら俺の身体能力で一気に駆け抜ける!

「アクセル!」

 後方から聞こえてきたレモンの鋭い声と何かを投げる音。後ろも見ずに気配だけでその何かを手に取るとそれが何なのかを確かめもせずにそのまま転移フィールドへと向かい……

「駄目っ、転移する!」

 マリューの悲痛な声を聞きつつも転移フィールドへと突入し、案の定腰を抜かしていたマユを力任せに転移フィールドから押し出す!

「アクセル急いで!」

 レモンの声を聞きつつも既に転移フィールドにより転移が開始され……
 最後に、レモンとマリューの悲痛な叫び声と同時に『青き清浄なる世界の為に!』と叫んでいる声が聞こえ……俺はホワイトスターから姿を消した。





「がああぁぁぁぁぁあっっあっあぁぁぁぁああっっっっ!」

 身体中に激痛が走る。まるで身体の内部からナニカに貪り食われているかのような強烈な痛み。そんな状態のまま、途切れ途切れの思考で疑問を抱く。何故こんなに激痛を感じる? 今まで幾度とな
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