機動戦士ガンダムSEED
0245話
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りだったのだけれど、アクセルの話を早く聞きたいと言って予定を早めたのよ」
「俺の話、ねぇ……それこそシャドウミラーの話を聞くのなら報道官であるエザリアに聞くのが筋だと思うが」
それに一応見学コースはそれなりに考えられて決められており、この時間は……
「ありゃ? 何でマスコミ組がここに?」
オーブからの見学者達を引き連れたムウが格納庫の中へと入ってきた。
その手には『オーブ見学者ご一行様』と書かれた旗を持っているが……もしかして、ムウのお手製か?
ムウの近くでは、レイとシン・アスカ、マユ・アスカの兄妹が並んで立っている。
そう、以前のパーティでレイとシンの顔合わせが出来無かったのでこの機会にという事で仕組ませて貰ったのだ。
シンの父親であるコウ・アスカには事情があってプラントから引き取った子供がホワイトスターにいるが、出来れば年の近い子供の友達が欲しいと言ってあの2人を寄こして貰った。
コウにしても、自分でホワイトスターを見れないのは残念だがならせめて子供達だけでも……という事で承知した。
コウがここにいない理由? 水中用MSに関しての開発が忙しいから手が離せないらしい。ちなみに、結局一から水中用MSを開発するのは諦めて、現在はオーブ軍の主力MSであるM1アストレイに水中行動用の追加ユニットを装着させて簡易的な水中用MSとして運用するべく、その追加ユニットの開発をしているとか。ちなみに、その追加ユニットはシーリオンを解析して得た技術である電動推進機関を採用しており、ステルス性が非常に高くなっているらしい。
「……ま、来てしまったのはしょうがない。この格納庫の見学についてはマスコミ組とオーブの見学組を同時に進めるとしようか」
ムウとエザリアに提案し、2人も頷く。
「そうだな、解説の手間が省けると考えればそれ程悪い選択じゃないからな」
「……すまない」
ムウの気楽な発言に対して、エザリアは多少落ち込んでいるように見える。マスコミの要求をきっぱりと断れなかったのが気になっているのかもしれない。
「ま、シャドウミラーとして活動を始めてまだ短いんだ。ここにいればそのうち嫌でもシャドウミラーの流儀に染まるだろうから、余り気にするな」
「そうそう、俺を見てみなよ。すっかりシャドウミラーに染まってしまったぜ?」
「おい、ムウ。お前のその軽さは初対面の時から変わってないぞ」
「……そうか?」
「ああ、間違い無い」
エザリアを励ます意味でも、ムウと共にわざとらしい漫才を繰り広げる。
だが、その時……俺の中にある念動力がソレを知らせてくる、非常に嫌な予感。もしかしたら、この場にいる全員に被害があるかの如く。
「キャアアアアアアアアアアアっっっっっ!」
「マユーーーーーっっ
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