機動戦士ガンダムSEED
0245話
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日か明後日辺りにやる予定だったのだ。だが、それに待ったを掛けたのがエザリア。シャドウミラーとしての戦力を公開する事で『所詮私兵集団』という侮りを払拭したいらしい。
報道官なんて専門ではない仕事を与えられつつも、そつなくこなすその姿はさすが元プラントの最高評議会議員を務めただけの事はある。
「さて、まずは何から出す?」
俺の周囲にいるのは、レモンを始めとした技術班。それとマリューにホワイトスターに留学してきているマードックの姿もある。ちなみにコーネリアとエキドナ、イザークはオーブ軍のMS部隊を相手に模擬戦をしているらしい。……オーブ軍のM1アストレイ部隊も心を折られなきゃいいが。
「そう、ね。まずはPTからいきましょうか。それ程の機種は無いでしょう?」
レモンの言葉を聞きながら、脳裏に空間倉庫のリストを展開してリストをチェックする。
「そうだな、基本的にはうちで使っている量産型ゲシュペンストMk-Uとエルアインスくらいだな」
「じゃあ、まずはそれをお願い」
レモンの言葉に従い、取りあえずの手始めとしてリストからその2機を選択し、次々と他の機体も出していく。
「……良くもまぁ、こんなに入っていたもんだ。兄ちゃんの空間倉庫ってのは正真正銘底無しか?」
マードックが呆れたように呟くが、それも無理はない。何しろ俺が生まれた世界、スパロボOGsの世界、コードギアスの世界、そしてこのSEEDの世界で入手してきた人型兵器や輸送機、戦闘機、戦車等の大盤振る舞いなのだから。
……いや、コードギアスの世界で手に入れたガン・ルゥに関しては以前に全て取り出して技術班に渡してあるのでここにはないが。
そう言えばあのガン・ルゥはどうなったんだろうな。そのうち魔改造されて出て来るような気がしないでもない。
「って、これ連合軍のリニアガン・タンクじゃない! それに大型VTOL輸送機まで……こんなのいつ手に入れたの?」
「あー、それはあれだ。アラスカで捕まって脱出する時に行き掛けの駄賃としてちょっとな」
「あのねぇ。あの時、私達がどんなに苦労して戦っていたと思ってるのかしら?」
愚痴るようなマリューの声を聞きながら、改めてホワイトスターの格納庫の中を見回す。そこに並べられている兵器の数と質を考えると、この世界全てを敵に回してもどうにかなるだろう戦力が揃っていた。
「アクセル、ちょっといいかしら」
空間倉庫に入っていた機体を全て出して終えて、それらのチェックと数の確認をしていると後ろから声を掛けられる。
そちらへと振り向くと、そこには報道陣を引き連れたエザリアの姿があった。
「早いな、ここに来るのはもう少し後の予定じゃなかったのか?」
「ええ。そのつも
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