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問題児が異世界から来るそうですよ?〜あれ?なんか人数が多い?〜
第二話 問題児たちが出会うそうですよ?
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どちらにしろ此処が彼らにとって未知の世界であるのに変わりはなかった。

「一応確認しとくが、お前たちも変な手紙が来たのか?」

「そうだけど、まず“お前”って呼び方を訂正して。私は久遠飛鳥よ。以後気を付けて」

濡れた髪を撫でながら自己紹介をする飛鳥。

「私は三上皐と申します。久遠飛鳥お嬢様の御世話役兼護衛役をしております」

右手を左胸にあてお辞儀をする皐。

「……春日部耀。以下同文」

表情を変えずに淡々と自己紹介をする耀

「同じく霧雨柊人だ。」

「そうよろしく春日部さん、柊人君。それで、野蛮で狂暴そうなそこの貴方と優しそうな貴女は?」

「見たまんま野蛮で狂暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれ。」

「どうも、久米栞です。身長151pのバストEカップのバランスの悪さには自信があります。人は私をロリ巨乳といいます。同じく用法と用量を守った上で適切な態度で接してください。」

「取扱説明書をくれたら考えてあげるは十六夜君、久米さん」

「マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」

「出来たら真っ先に見せてあげるわ」

心からケラケラと笑う逆廻十六夜と久米栞

傲慢そうに顔を背ける久遠飛鳥

そんな飛鳥を見て溜息を吐く三上皐

我関せず無関心を装う春日部耀

上空を見上げぼーっとする霧雨柊人

そんな六人を物陰から見ていた黒ウサギとルーシャは思う。

(うわぁ………なんか問題児ばかりみたいですねぇ………)

(中々に面白そうな連中だな)

彼らが協力してくれる姿が想像できなく陰鬱そうに溜息を吐く黒ウサギと

ニヤリと不敵に笑うルーシャだった。

「てか、召喚されたのに誰もいないってのはどういうことだ?こういう場合この“箱庭”ってのを説明する奴が現れるもんじゃねえのか?」

「そうね。説明のないままでは動きようがないわね」

「……この状況に対して落ち着き過ぎてるのもどうかと思うけど」

「春日部さんも十分に落ち着き過ぎだと思いますが」

「まぁ、下手に騒ぐよりはマシだろ?」

「私が言うのもなんだけど、貴方たちも十分に落ち着き過ぎよ」

(まったくです)

黒ウサギも心の中で突っ込みを入れる。

このままでは六人の怒り不満が爆発しかねないのでそろそろ姿を見せようと思い物陰から出ようとすると十六夜が振り返った。

「取りあえず、そこに隠れている奴らに話を聞くか?」

黒ウサギとルーシャは心臓を掴まれたかのように驚く。

「貴方たちも気づいていたの?」

「「当然だ(よ)」」

「かくれんぼじゃ負けなしだぜ?」

「か
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