第百十三話 オレの勝ちだな!
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かったんじゃねえ。オレはアンタの『不動魔法』に勝ちたかったんだ」
確かに条件はどんな攻撃方法でもいいから、バンリドの『不動』を破ること。
しかし、精神攻撃をしたところで、それは彼の『不動魔法』を破ったとは言えないのではないかと感じた。
確かに、精神的に追い詰め、バンリドを陥落させようとしたら、闘悟なら難しくは無いだろう。
その結果、彼は意識を失って、魔法が解け、勝利が確定する。
だがどうせなら、そんな抜け道のような方法では無く、魔法そのものを覆(くつがえ)したかったのだ。
だからこその改変魔法だったのだ。
「うむ。空間を破壊して、無防備な俺を手で押して倒した。確かに、これは完全に俺の魔法が破られたと言えるじゃろうな」
「ああ、オレの勝ちだ」
二人はしばらく見つめ合い。
どちらも同じように微笑む。
そしてバンリドはおもむろに闘悟に近づき、彼の手を掴み、高々と上げた。
「この勝負、お前さん達の勝ちじゃ!」
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