第四章 空白期編
第百八話 『最初のレリック回収任務(後編)』
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真を見せる。
「ラン・ブルックランズ…現在9歳。
レン・ブルックランズ…現在8歳。
二人共第72管理世界アトラスで魔術事件に巻き込まれて親を無くしたのよ。それで私が保護することにした二人なの」
「シホがな…育てられるのか?」
士郎がそうシホに聞く。
「フェイトと同じくちょくちょく二人には会いに行っているから信頼はされているわ、士郎。
でもお姉ちゃんのランはいいとして弟のレンが泣き虫でね。よく会うたびに泣きついてくるわ…」
「将来は私の剣をどちらかに学ばせたいですから弱虫は治してもらわなければなりません」
「アルトリアも心配性よの」
「ネロ、あなたにもそのうちわかりますよ」
アルトリアは少し慈愛の表情をしていた。
「そうか。でも、魔術事件もそうやけど、フェイトちゃんが専門のロストロギアの私的利用とか違法研究の捜査とかだと子供が巻き込まれる事多いからな」
「…うん。悲しいことなんだけどね。特に強い魔力や先天資質のある子供は…」
「だからお前はそれを救って回っているのだろう」
「そーだよ」
シグナムとアルフがフェイトにそう答える。
「子供が自由に未来を見られない世界は大人も寂しいですからね」
「そう言う意味ではお前は執務官になれてよかったのだろうな。試験に二度も落ちた時はもう駄目かと思ったが…」
「あぅ………! シグナム! あなたはそうやって事あるごとに…写真見せてあげませんよ!」
「し、試験の時は私が色々と心配かけたりしましたから…」
なのはが萎縮してそう語る。
確かにあの時は色々と重なっていた時期だったとみんなは思う。
「その点はやてさんはすごいわよね」
「上級キャリア試験に一発合格!」
「ふぇ…私はそのタイミングとか色々と運が良かっただけですからー。希少技能持ちの特例もありましたし」
「またまたぁ」
エイミィがはやてをからかう。
かっこうの餌なのだろう。
「すごい勉強してましたもんね」
「あの時から試験と聞くともう心配で心配で」
「希少技能保有者とかスタンドアロンで優秀な魔導師は結局便利アイテム扱いやからなー。適材が適所に配置されるとは限らへん」
「はやてとヴォルケンズの悩みどころだな」
「でも、はやてちゃんの目標通り部隊指揮官になれば…」
「そのための研修も受けてるじゃない」
「準備と計画はしてるんやけどなー。まだ当分は特別捜査官としていろんな部署を渡り鳥や」
「でも経験や経歴を積んだり人脈作りができるのは良いことですよね」
「まぁ確かに」
「陸上部隊は海や空と違って部隊ごとの縄張り意識みたいなんも強いしそのへん肌で感じてみるといい………ってクロノ君も教えてくれたしな。
まぁ、部隊指揮官はなったらなったで
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