第四章 空白期編
第百八話 『最初のレリック回収任務(後編)』
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に違う点を検証しあうのもなかなか楽しいわ」
「ま、端的に言えば要はあれだ。戦時のエースが戦争のない時に就く仕事だ。技術を腐らせず有用に使うためにな」
ざっくばらんにシグナムがそうまとめた。
「うーん…シグナムさんのそれは、まぁそんな感じではあるんですが…。
でも、ウチの航空教導隊にもいろんな年齢や経歴の人がいるんですけどみんな飛ぶのが好きなんですよね」
なのはが語る。
「空を飛ぶのが好きで一緒に飛ぶ人や帰り着く地上が好きで、だから自分の技術や力で自分の好きな空と地上を守りたいって…そういう思いはみんな一緒なの」
「なのはがずっと憧れていた舞台だものね」
「夢はまだまだこれからだけどね! それにシホちゃんみたいにハキハキと教えられる教官になりたいしね」
「勉強になりました。ありがとうございます。なのはさん、シホさん、フィアットさん!」
「ええ」
「はい」
「どういたしまして」
そこでフェイトがユーノに話をする。
「なのはは本当に嬉しそうだけどユーノはやっぱり心配でしょ? あの事件のあと、私達は付きっきりだったし…」
「うん…。心配は心配だけどなのはが空を初めて飛んだ時からなんとなく思っていたんだ。なのはには他のどんな場所より青い空がよく似合うって…」
それでヴィータとフェイトはなにか感じたのか一緒になっていい顔になる。
「あ! そういえばフェイトちゃん! あの子達の新しい写真は持ってきてる? ヴィータちゃん達に見せてあげようよ」
「あの子達…?」
「ほら、あれよ。フェイトちゃんが仕事先で出会った子供達」
「お! エリオの話か!」
それでランサーが話に加わってきた。
「あいつは育つぜ。俺の感がそう言っている。いい戦士になるだろうぜ!」
「…エリオにはあんまり戦いはさせたくないけど将来はできるだけエリオの思う通りに進ませたいと思っているんだ。
それと話は戻って…執務官の仕事で地上とか別世界に行った時にね事件に巻き込まれちゃった人とか保護が必要な子供とか…。
保護や救助をした後、お手紙をくれたりすることがあるの。特に子供だとなついてくれたりして…」
「フェイトちゃん、子供に好かれるもんね」
それでエリオの姿が映し出されて、
「おー! エリオ、しばらく見ないうちに大きくなったなー!」
「あーこいつもその手の子供か。エリオ・モンディアル…6歳祝い?」
「うん。いろいろ事情があってちょっと前から私が保護者って事になってるの。法的後見人はうちの母さん」
「元気で優しいいい子だよ」
「ランとレンもエリオと同じところに通っているからエリオと仲良しなのよね」
「あー。シホちゃんが卒業後に一緒にミッドで暮らすっていう姉弟の事やね」
「ええ」
それでシホは二人の写
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