第四章 空白期編
第百八話 『最初のレリック回収任務(後編)』
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「あの二人は仲良しさんですものね」
やはりこの人数では騒がしいのはしょがない。
エイミィが通信を開き、
「アースラ本局直通転送ポイントに到着。クロノ君とアコース査察官転送室から無事出立!…というわけでみんなは安心して食事を楽しんでねー」
それで元気よく返事を返すなのは達。
それからというものそれぞれ任務終了のお疲れ会的な流れになりそれぞれ食事を始める。
そこでリインが聞きたいことがあるらしくなのはとシホ、フィアットの三人に質問をしていた。
「なのはさん達が所属している『戦技教導隊』ってよく考えたらリインは漠然としか知らないんですが、やっぱり教官さん達の部隊なんですか?」
「んー、一般イメージでの『教官』は教育隊の方かな…?」
なのはがそう一言。
フィアットが続いて、
「そうですね、なのはさん。私達戦技教導隊のお仕事は魔導師用の新型装備や戦闘技術をテストしたり…」
「そうね。他には最先端の戦闘技術を作り出したり研究したり…」
シホもそう続く。
「それから訓練部隊の仮想敵として演習の相手…想定される敵の能力やシュミレーションするからいろんな飛び方や戦い方をしますね」
「後は、預かった部隊相手に短期集中してでの技能訓練…これが一番教官っぽいかな。私はこれが好き」
なのははやっぱり訓練が好きだという。
「お姉様が担当する部隊は殆どの場合が隙なく緩み無く研鑽された兵士のような動きになりますよね。なんていいますか…スーパーマン…?」
「そうそう。シホちゃんの担当する部隊はほとんどが屈強な魔導師に育つんだよね。
おまけに短期実習でシホちゃん独自の中国拳法を会得する生徒が多いし…瞬動術とか浸透勁とか…。
それでランクが低い魔導師でも十分強くなるのがやっぱりすごいところかな?」
なのはの言うとおり。
シホの鍛えた魔導師は全員各所で鍛え上げられた技術を惜しみなく発揮している。
中には飛び抜けている人もいて魔法より体術を主に使用する者もいたりするから驚きだ。
一感想としては…『下手に魔法を使うより効果が十分でかいから良い!』というのも挙げられる。
絶招や浸透勁を犯罪者に叩き込む魔導師というのも面白い図である。
「やっぱりシホはこの職業が向いていたんだね」
「最初の弟子の私が言うんだから間違いないよ」
フェイトとなのはにそう褒められシホは顔を赤くしながらジュースを人飲みして、
「だ、だから昔から何度も言っているでしょ?
私は昔の経験談を教えているだけだって…。
それで魔導師達が強くなるならなるで私は一向に構わないわ」
「すごいですぅ…」
「それにまだ規模的に小数部隊の魔術師隊も魔術事件対策課で教えているんでしょ?」
「ええ。魔導と魔術は考え方が違うからお互い
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