第四章 空白期編
第百八話 『最初のレリック回収任務(後編)』
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「シグナムとヴィータ、それに士郎さんはやっぱりすごいね。未確認だとしても歯牙にもかけない。
合流地点までもうすぐだしそろそろアースラも回収の準備をしておこうか。…ん? どしたの、クロノ君。難しい顔をして…」
「………ああ、この後のことを考えていた」
「あと?」
そしてなのは達はその映像を見ながら、
「はやて、特別捜査官としてはどう見るの? 今回のこと」
「んん? あのサイズでAMF発生兵器が多数存在してるゆーんは一番怖いなー。
今回この世界に出現してるんが全部であって欲しいけど…そうでないなら規模の大きな事件に発展する可能性もある。特に量産が可能だったりするとなー。
執務官と教導官、そして魔術師の三人はどないやろうか?」
「…私はあの未確認がロストロギアを狙うように設定されているのが気になるかな?
猟犬がいるってことはその後ろに狩人がいるってことだもんね」
「…ロストロギアを狙う犯罪者か…」
「そう。技術者型の広域犯罪者が一番危険だから」
「私も同意見。技術者型は魔術師と似たような考えだから大々的に自身の力を誇示したいと思うやつもいるだろうし、なにか企みがあるかもしれない…」
同じようにクロノとエイミィもそんな会話をしていた。
「そういった事件になると管理局でも対応できる部隊はどれくらいあるか…?
人や人材が揃ったとして動き出せるまでどれくらいかかるのか、そんな状況を想像すると苦い顔になるさ」
「なるほど…指揮官の頭の痛いとこだね」
「はやてと、それにアリサも指揮官研修の最中だからな。一緒に頭を悩ませることになる」
『シグナムさん、ヴィータさん、士郎さん未確認撃破! 護送隊と合流です!』
画面の向こうではシグナム達とシホ達が合流する映像が映し出される。
「まぁ、今回の事件資料と残骸サンプルはそのテの準備の貴重な交渉材料でしょ。事件がどう転ぶのかわかんないのなんていつものことだし」
「それはそうなんだが…」
「なんとかなるよ。『P・T事件』も『闇の書事件』も『聖杯大戦事件』もその他の色々な事件もみんなでなんとかしてきてるんだもの。
今日はきっちり任務を済ませて予定通りに同窓会! 笑顔で迎えてあげようよ!」
「そうだな」
それでクロノは苦笑する。
………………
……………
…………
『こちら護送隊、全員無事に転送ポートに到着!』
「こちらアースラ。転送了解!
観測基地の二人もナビとサポートご苦労さま。そちらの任務は無事終了!」
『ありがとうございます』
『さて、転送処理開始! 食事の準備してあるからねー。最後まで気を抜かずに戻ってきて!』
「はぁい!」
それで全員はアースラに入るとレクリエーションルームに向かうのだった。
ク
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