第四章 空白期編
第百八話 『最初のレリック回収任務(後編)』
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ヴィータとシグナム、士郎は久しぶりの任務だなという話をしていた。
「あたしとシャマルは本局付きでシグナムと士郎、志貴はミッドの地上部隊。ザフィーラはもっぱらはやてかシャマルの護衛。
アインスは今もツルギの育児休暇に入っていてキャスターも手伝いをしているから二人の復帰はまだ先だしな。
ま、家に帰れば顔を合わせるしあんま関係ねーけどな」
「緊急任務がない限り休暇には皆揃うしな」
「そうだな。それがなにより幸いだ」
「しかし来年には引越しか、海鳴のじーちゃん、ばーちゃんともお別れだな…」
「住所が変わるだけで別れではなかろう。会いたいと思えばまた会える」
「ちょっと間が開いたら士郎とアインスはともかくもー変身魔法を使わねぇと会えねぇな。育たねぇから心配されるし…。年齢だけならじーちゃん達より年上なんだけどな」
「違いない」
そこにシャマルが話しかけてきた。
「あらーじゃぁ私がちゃんと調整して可愛く育った外見に変身させてあげるわよ」
「…いい。自分でやる」
「私達は当分は服装や髪型程度でごまかせるしな」
「ザフィーラはいいよな。犬だし」
「…狼だ」
「というより士郎、お前はもう本当に26か? 若すぎないか? シュバインオーグと違ってアヴァロンの老化遅延の性能はないのだろう?」
「ああ。しかし、そうかね? 別に若作りを実践しているわけではないのだが…」
そう、士郎は六年前から全然変わっていないのだ。
アインスは24でまだ若いがそれでも成長はしているというのに。
このまま進めば士郎はどんな若作りをしているのか将来各所から聞かれそうだ。
「…それにしても、ミッドへのお引越しは色々と不安が多いのよ。
士郎さんとアインス、志貴さんとアルクェイドさんは一緒の部屋でいいと思うけど将来を考えるとツルギ君の一人部屋も考えたほうがいいから何個か空き部屋も考えないといけないし。
なかなかいい物件が見つからないのよね」
「「そのへんはお前に任せた」」
シグナムとヴィータはシャマルに丸投げした。
酷い仕打ちである。
「私とアインス、ツルギ、キャスターは別の家にするか? 家を隣同士にすればそっちの負担は減ることだしすぐにそっちに遊びにいけるしな…」
「考えておきます…」
シャマルがそう言ってなんとか沈む気持ちを上昇させている時だった。
「むっ…?」
そこでザフィーラがなにかを察知した。
「ザフィーラ? どーした?」
「森が動いた…座標を伝える。シャマル、調べてくれ」
「うんっ!」
それですぐにシャーリーが分析して、
『こちら観測基地! 先ほどと同系統と思われる機械兵器を確認! 地上付近で低空飛行しながら北西に移動中。
高々度飛行能力があるかどうかは不明ですが護送隊の進行
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